お話で世界旅行(お昼の読み聞かせ)【9月25日(月)】長い間働いて年をとり、すっかりくたびれてしまった蒸気機関車のやえもん。同じくらい年寄りの小さな客車を引いて、小さな駅と大きな駅との間を行ったり来たりしています。ある日、町の駅で電気機関車から「まっくろけのびんぼうぎしゃ」と馬鹿にされたやえもんは、黒い煙と赤い火の粉を吐いて怒りながら帰路に着きました。そのせいで、田んぼに火事が起きてしまいます。 人々からの怒りを買ったやえもんは、くず鉄にされることになりますが、そこに交通博物館の人がやえもんを譲ってほしいとやってきて…。 やえもんという古いものが電車という新しいものに変わっていく寂しさのようなものがありますが、その奥にはノスタルジックな思いも含まれているように感じます。 かなり長いお話ですので、今週は前編でした。後編で弥右衛門はどうなってしますのでしょうか。来週が楽しみですね。 |