お話で世界旅行(お昼の読み聞かせ)【7月1日(月)】上方落語の演目を話口調はそのままに短い物語にして集めている短編集です。2000字程度で「ひとくち」に読むことができるのが特徴です。華やかだったり、間が抜けていたりどの演目も関西のお笑いのツボを押さえた楽しいお話です。 本お腹には15の演目が収められていますが、今日は「皿屋敷」というお話を読んでいただきました。日本の昔からある有名な怪談話「播州(番町)皿屋敷」をモチーフにした落語です。怪談話なので怖いお話かと思いきや、登場人物たちのユーモラスなやり取りと「なんでやねん」と「そらそうや」が一緒に出てくるオチが秀逸です。 本とは書き言葉中心の物と思いがちですが、こうした話し言葉中心のお話なら、読みやすくもあり、読書のきっかけにするにはいいものではないかと思います。 また、大阪弁の独特の言い回しのおかしみを感じてもらえるといいなと思います。 |
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