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9月7日 全校集会

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今日も放送での集会を行いました。

【校長先生のお話】
先週末3日(金)の夜に行われたパラリンピック400mユニバーサルリレーで本校卒業生の高松佑圭さんの日本チームが3位となり、見事銅メダルを獲得しました。高松さん、初のメダル獲得、本当におめでとうございます。
 さて、東京五輪のスタートは、開会式よりも先に行われた、ソフトボールの日本対オーストラリア戰でした。見事に日本チームの快勝でオリンピックが始まったのですが、両チームのユニフォームはいずれも日本の会社、それも関西のメーカーのものでした。日本チームは大阪市、この住之江区南港に本社のある『ミズノ』、オーストラリアチームは神戸市の『アシックス』でした。大阪をはじめとして、関西にはスポーツ関連のメーカーが多いというのを皆さん知っていますか?野球用品の『SSK』や『セット』、ゴルフ用品の『住友ゴムエ業』、スポーツ全般の『デサント』、自転車部品の『シマノ』、キャンプや登山用品の『モンベル』など、他にもまだまだあります。
 これは、スポーツ用品の材料となるゴムや皮革、繊維などの産業が関西地方で盛んであったことが背景にあるといわれています。大阪や奈良・和歌山では革靴づくりが、大阪・八尾ではネットやハンモックをはじめ、河内木綿を使った繊維産業が発達していましたし、奈良では靴下製造、神戸ではゴム靴製造が有名でした。
 さらにもう一つの大きな理由は、関西の人は『断らない』ことではないかと、大阪成蹊大学の植田教授が指摘しています。『なんてもやってみよう』という好奇心と、困っていている人から頼まれたら、『何とかやってみましょう』と、引き受けずにはいられない人情。
 このような関西人気質が、東京2020オリンピック・パラリンピックを支えていたのですね。
 ジャンルは変わりますが、『サントリー』という飲み物のメーカーを皆さん知っていると思います。『サントリー』も大阪の会社で、創業者の鳥井信次郎さんの口癖は『やってみなはれ。やってみんことにはわからしまへんで。』だったという話は有名です。関西、特に大阪には、そんなチャレンジ精神があふれているのです。
 さて、2学期が始まって、学校生活が戻ってきました。文化発表会や体育大会も予定されています。学習や部活動も含め、さらに一歩踏み出して取り組んでほしいものです。
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