重要 リーディングスキルテスト 2年生

2月4日(木)、5日(金)の5・6時間目に2年生はリーディングスキルテストを行います。リーディングスキルテストとは、「日本語のルールに従って教科書の文章を読むことができない生徒がいるのではないか」という仮説からスタートした「基礎的な読む力」を測るテストです。
教科書などの基本的な文章はもちろん、図やグラフなどからも情報を読み取ることができるのか。「リーディングスキルテスト」では、文章に書かれている意味を正確にとらえ、新しい知識を身につけるために必要な「骨太の読む力」を科学的に測定・診断します。

リーディングスキルテストを考案された新井紀子先生のコメントです。

リーディングスキルテストは、国立情報学研究所を中心とした研究チームが、大学入試を突破する人工知能(Al)の研究を通して開発した、基礎的読解力を測定するためのテストです。
2018年7月末までに約6万5千人を対象として本テストを実施しました。2018年3月時点の調査結果では、中学3年生のうち、推論では65.1%、同義文判定では43.7%、理数系の具体例同定問題では70.7%の生徒がランダム並み、言い換えると「ほとんどできていない可能性が高い」ことがわかリました。
本テストで測る能力値は、高校や大学の偏差値と極めて高い相関(0.80〜0.88)があることも新たに発見されました。つまり、基礎的な読解の能力値は進路を大きく左右するのです。
「よく問題を読んでごらん」と指導をしても腑に落ちない顔をしている生徒が相当数いる、と感じている先生や保護者の方は少なくありません。彼らはやる気がないのではなく、教科書を読めていないのかもしれません。そういう生徒を早期に発見し、適切な読解指導をするためには、本テストのような読解力診断テストが不可欠だといえるでしょう。
 

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