71期生最後の全校集会卒業式を明後日に控え、71期生を含めた全校生徒が集合する機会はこれが最後になりました。3年生は昨年から今年にかけて、この「最後の〜」という言葉を何度も聞いたと思います。特に今年度は「平成最後の〜」という言葉も盛んに使われたため、例年の3年生以上に耳にしたことと思います。 「平成最後の」という言葉は、その出来事はこれからもずっと続いていくという意味になりますが、3年生にとっての「最後の」「中学最後の」は、本当に、もう一生同じ出来事はありませんよという意味になります。明後日までの、そういった、本当に最後の一つ一つをしっかり胸に刻んでほしいと思います。3年生だけではなく、1・2年生も中学校の3年間の大切さを改めて感じてもらえればいいなと思います。 最後ではない、いつまでも忘れないでほしい、改めて胸に刻んでほしいという意味で、3月11日を中心に、8年前の東日本大震災を振り返り、犠牲者を追悼する様々な行事が行われています。失われた命が戻ってくることはありません。しかし、生きている者が一生懸命に生き、命を大切にし、多くの命が失われたことを忘れないことはできます。それが大きな意味を持ちます。そのことが、自然災害が繰り返し起こっても、「想定外」や「人災」をなくしていくことはできるはずだと、誰もが考えることにつなげていけるのです。 |