3・14(月)児童朝会、今年最後の小鳥校長先生のお話春分、秋分、夏至、冬至など1年間に24の節気があるのですが、今日は、その24の中で、春の3か月の話をしたいと思います。1年間の流れをちょっと頭の中で想像しながら聞いてください。 その前、現在は、年の始まりは1月からですね。お正月から始まります。でも、昔は「旧暦」と言って、2月くらいから1年が始まりました。ですから昔の「春」は2月から4月までの3か月となります。 春の二十四節気、まず最初は、「立春」。春が立つと書いて文字通り、春の始まりです。今年は2月4日でした。 次は「雨水(うすい)」。冬に降っていた雪が雨に変わりその雨によって雪が解け出す頃ということです。今年は2月19日でした。 次は「啓蟄(けいちつ)」。漢字は難しいので言葉で覚えてください。この意味は柔らかくなった土の中で冬の間じっとしていた虫などが動き出す時期ということです。今年は3月5日でした。 次が「春分」です。これはもうみなさんよく知っていると思いますが、昼と夜の時間が一緒になる日で、自然をたたえ生物をいつくしむ日と言われています。今年は3月20日、次の日曜日です。 そして次は「清明(せいめい)」。日も長く暖かくなって花が咲いたり、蝶々が羽化したり、虫たちが生まれる時です。清らかで明るいイメージですね。今年は4月4日です。 春の最後は「穀雨(こくう)」。字の通り、穀物を植える時期で、雨が穀物を大きくすることから穀雨と言われます。今年は4月20日です。 春の時間の流れが頭の中で想像できましたか? 春になりましたよ〜、雪が雨に変わりましたよ〜、土の中で虫たちがゴソゴソ動き出しましたよ〜。そして、夜よりお昼の時間が長くなり、暖かくなったことから生まれたばかりの虫たちが飛び回るようになりましたよ〜、さあそろそろ秋の収穫に向けてお米を植えましょう。というような感じです。昔の人ってやはり素晴らしいですね。今のように新聞とか、テレビとかいろんなものを知る「情報」というような物の無い時代です。自然界の変化を肌で感じ、節気として表現したんですね。 四季のはっきりした日本ならではですね。みなさんも暖かくなった、雨が降った、花が咲いた、花のいい香りがする、蝶が飛んだなど自然の変化を積極的に感じるようにしましょう。 |