5・15(月)笑いが絶えない家族。うちの家は「悪い人」ばかりです(?)〜児童朝会、筒井校長先生のお話〜
笑いが絶えない家族がいました。隣の家まで毎日、楽しそうな笑い声が聞こえてきます。お隣の人は、いつもけんかが多い私の家とは、全然ちがうなあ、うらやましいなあと、一度、お隣の家を訪ねてみました。
「毎日、けんかもなく、笑い声がたくさん聞こえてきます。いいですね。うらやましいです。」と笑いが絶えない家族に聞いてみました。すると、こんな答えが・・・・ 「いいえ。うちの家の人は、『悪い人』ばかりなんですよ。だから、けんかにはならないんです。」と・・・。「???『悪い人』ばかりで、けんかにならない?ってどういうことだろう」と隣の家の人は、不思議に思いました。 笑いが絶えない家族の話をよ〜く聞いてみると・・・。「バケツに水を入れてぞうきんでおそうじをしていました。家族の一人がそのバケツをけってしまって水浸しになりました。そうじをしていた家族が言います。「こんな通り道にバケツを置いてそうじをしていた私が『悪い』んです。」バケツをけった家族が言います。「そうじをしてくれていたことに気づかないで、バケツを倒してしまった私が『悪い』んです。」 ここに置いたことが『悪かった。』、バケツがあることに気づかなかったことが『悪かった』・・・・。『悪い人』ばかりの家族は、けんかもなく、毎日笑いが絶えないようです。 「こんなとこにバケツ置いたんだれや!?ジャマ!」「バケツ置いてるの、なんで気づかへんねん!?」私の家なら、こう言ってしまうかな・・・と笑いの絶えない家族を訪ねたお隣さんは、思うのでした。 |
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