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心をこめて/卒業証書押印作業

3月8日(火)
 学校行事の「卒業式」は、正しくは「卒業証書授与式」です。「6か年の小学校の教育課程を修了」したことを証明する「卒業証書」を「授与」するための式ですから、卒業式では「卒業証書」が最も大切に扱われます。
 その卒業証書の共通の文面は印刷がされていますが、卒業生の個人名や卒業者番号、校印の朱印押印は一枚一枚人の手を借りて作成されます。一般的に、間違いの許されない個人名や番号の記入は専門業者に頼みますが、校印の押印は教員が担当することになります。そして、この押印作業ほど責任と重圧のかかる仕事はありません。もし、押印が失敗すると卒業証書を最初から作り直さないといけないからです。
 しかも、手のひらに収まるほどの大きな校印をは二度押しはできないため、印鑑を持ち上げて印影を確認するまでうまくいったかどうかもわかりません。印鑑を持つ手は強過ぎずまた弱すぎず、適度に加減をしながら力をこめて押し、ゆっくりと紙から離すと同時に印刷のような整った印影ができるまでには相当な熟練が必要です。そのため時間をかけて何度も練習して、息を止めながら押印する姿を見ているだけでこちらまで緊張が走ります。
 放課後の会議室。一枚一枚に心をこめ、祈りをこめて押印した卒業証書が見事に仕上がりました。卒業証書を手にしたとき、先生方が心をこめて押した印鑑の苦労をわかってくれるでしょうか。

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