7/6 全校朝会 校長講話「心をやわらかくして考える」
校長講話 「心をやわらかくして考える」
あるスイミングスクールの伝説のコーチが、選手を指導する時に次のようなことを言いました。 一本のペットボトルを選手に見せて、「これは何ですか」と聞きます。「ペットボトルです」と答えると、次の人に「これは何だ」と聞きます。「水です」と答えると、さらに次の人に「これは何だ」と聞きます。「世界のある地域では、ダイヤモンドより価値のある水です」と答えたそうです。 コーチは、「そうだ」と言って「この一本のペットボトルからでさえ、考えれば世界が見えてくる」「でも、考えない人にとれば、いつまでたってもたった一本のペットボトルだ」「すべてのスポーツ、いやスポーツ以外でも、考えてこそ上達する」「私はこれからの練習でみんなにいろいろな指示を出す。私の指示を聞いたとき、ただコーチが言うから、そのようにするという選手となぜコーチが自分にそのようなことを言ったのかを考える選手とでは将来は大きく変わる。オリンピックに出る選手は、考えることのできる選手、考えて自分を変えることができる選手だ。」 「考えて自分を変えられる選手は心がやわらかい。心のやわらかさのない選手は伸びない」と話しています。私もそう思う人間の一人です。みなさんは、どうですか。教えられた時、考えていますか。考えるためには、人の話をしっかり聞かなくてはいけません。授業中に先生から「今、言ったでしょ」と言われていませんか。 水泳の指導だけではありませんが、何よりも大事なことは、素直な心で指導されていることを聞くこと、そして、考えることです。水泳の場合、できるだけ、体の力を抜いてリラックスすることが大事だと思っています。休まずに練習し続ければ、必ず上達するはずです。 |
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