5月16日校長講話「声を前に出す」
5月の詩は、「ぞうさん」。まど みちおさんの作品です。
ぞうさん ぞうさん おはながながいのね そうよ かあさんもながいのよ ぞうさん ぞうさん だあれが すきなの あのね かあさんがすきなのよ これは、ぞうの子どもが鼻が長いと悪口を言われたときの歌だそうです。その時、ぞうの子どもは、怒ったり、しょんぼりしたりしないで、世の中で一番好きな母さんも長いんだよと、誇りをもって答えたのです。 鼻が長くても短くても、背が高くても低くても、運動が得意でも不得意でも、かまわないのです。みんな同じではなく、違っているからこそ、すばらしいのです。 誰でも、それぞれに「よさ」をたくさんもっています。その「よさ」を互いに認め合って、楽しい学校生活を送ってほしいと思います。 さて、「声はもう一人の選手」と言う言葉があります。すべてのスポーツに言えることですが、声出しの効果はとても大きいものがあります。運動会の練習もいよいよ2週目に入り、本番が、少しずつ近づいてくるので、みなさんの顔つきが真剣になってきていることが分かります。運動会の練習の時も本番も声を出す時には、しっかり声を出す。そういう癖をつけておくと、体力と気力を鍛えることができます。また、声を前に出すことは、集中力と理解力を高めます。体育の時間だけでなく、他の学習時間も声を前に出して本を読んだり、発言したりしてみてください。きっと理解力と集中力が高まるはずです。ぜひ試してみてください。 |
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