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6月6日 校長講話 「言葉を大切に」

 随分前に読んだ新聞記事に次のような記事が載っていました。
 ある日、電車に乗っていると、山歩き帰りの4人の女性が電車に乗り込んできました。電車の中を見渡しながら、「座るところないわ。」と一人の女性が言いました。それを聞いた20代の若い男性が、「何を言うてるねん。僕らは、仕事帰りで疲れてるねん。あんたらは、山歩きをして遊び疲れやろ。立ってて当たり前や。しんどいのやったら、山歩きなんかするな。」と言いました。一人の女性が、発言をした若い男性のそばに行き、「あ〜あ。近頃の若い子は、年寄りに席を譲ろうともしない。」と嫌みを言いました。「こんな年寄りを立たせて、よく座ってられるわ。」
言われた男性は、腹が立って「黙れ。」と言いそうになった時です。横に座っていた別の若い男性が席を立ち、歩き出しました。しかし、立った男性の姿を見た4人の女性と周りの人たちは、シーンとしてしまいました。なぜか。その男性は、はっきりと足に障害があると分かる歩き方をしていたからです。その足に障害のある男性の歩き方を見て、4人の女性も黙ってしまいました。このような内容の記事でした。
 みなさんに考えてほしいのは、この時の女性たちが一人だったら同じようなことを言っていたと思いますか。周りに仲間がいるから、つい調子に乗って相手を傷つける言葉を使ってしまったのではないでしょうか。
 もし、自分一人だけだったら、このような話し方をし続けていたでしょうか。
 ここで、このお話を自分引きつけて考えてほしいと思います。自分が言われて嫌と思う言葉を友だちに対して使っていないか、一度振り返ってみてください。
 みなさんの口から出る言葉は時として、ナイフより鋭く人を傷つけることもあります。そこで、大事なことは、一人だったら、人が嫌がるような言葉づかいをしていたかということです。
 私たち人間は、目が二つ、耳が二つあるのに、口だけ一つです。
 これは、なぜか考えてみてください。しかも、口は食べることと話すこと、この二つの役割を持っています。おいしいものを食べた時、みなさんは、とてもうれしそうな良い表情になります。口に合わないものを食べた時は、顔がゆがみます。
 良い表情になるよう、日ごろから、友だちのよいところをいっぱい見つけて、それをできるだけ、口に出すようにしてください。同時に、友だちのよいところをまねてみてください。「いいとこ見つけ」週間も19日まで延長になっています。友だちのいいところをたくさん見つけて、人にやさしい言葉が学校中にいっぱいあふれるようにしましょう。
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