全校朝会校長講話「中身も外見も大事!!」![]() ![]() 例えば、みなさんが、友だちのマンションに行き、エレベーターに乗ったとします。その中に髪の毛がぼさぼさで、不精ひげを生やし、なんとなくだらしない服装の人が乗っていたとしたら、気持ちよく、エレベーターに乗っていられますか。人を外見で判断してはいけないということは、分かっていても、なんとなくいやな気分になると思います。 さて、みなさんの前にとてもおいしそうなジュースが出されました。一つは、きれいなガラスのコップに、もう一つは、きれいに洗ったガラスの灰皿に、三つ目は、ガラスの花瓶に入っていました。中身は、すべて同じジュースです。どれを飲んだら、おいしく感じるか。当然、ガラスのコップがおいしいと感じるでしょう。いくらきれいなガラスの灰皿や花瓶でも、おいしく感じません。 服装も同じで、だらしない服装をして、中身を見てくださいといくら叫んでも、灰皿に入れたジュースを飲んでくださいと言っているのと同じです。 毎日、玄関に立ってみなさんと挨拶を交わしています。ほとんどの人は、きちんとした服装で登校してきます。しかし、本当にごく一部の人ですが、時々帽子を忘れてくる人や靴のひもがほどけている人、標準服の上着のボタンをはずして登校してくる人がいます。そのつど、注意していますので、最近では、注意された人も意識して、きちんとしてくるので、とても気持ちよく挨拶ができます。私は、きちんとしてくるその子たちの服装を見て、毎日余裕をもって家庭生活、学校生活を送っているなと見ています。服装がきちんとしているということと余裕をもって楽しく生活しているということとは、大いに関係があると思っています。その人の心の中、つまりその人の今の中身が外見に表れるのです。 最初に言いましたが、中身も外見も大事にしてほしいと思います。 2学期も残りがわずかになってきました。一つきちんとしだすと、いろいろなことをきちんとしたくなるものです。 学習のまとめ、身の回りの整理、持ち帰るものは、計画的に少しずつ持ち帰る。段取りよく終業式までの日々をすごしてください。 |
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