令和元年度卒業式(学校長式辞)みなさんのクラスについては、全員でしっかりと音楽に取り組んだことがとても印象に残っています。秋のみのり発表会での発表は二年連続で本当にすばらしいものでした。5年生の時はトップバッターとして華々しく、堂々と「テキーラ」を演奏し、全校児童の緊張を吹き飛ばしてくれました。今年は大トリとして、とても印象的な5拍子の「ミッションインポッシブル」でフィナーレを立派に飾ってくれました。一人ひとりが自分の役割を見事に果たして、自分を表現し、そして、みんなの力を合わせて一つのものを作り上げていく。この特別な一体感の経験は、これから、みなさんがたくさんの新しいことに挑戦する際に十二分に生かされると思います。自分が得意とするものをしっかりと磨き、自分の持ち場でリーダーシップを発揮して、チームに貢献し、全員が輝いてほしいと思います。 昨年の7月にオリックスバッファローズの元プロ野球選手と北京オリンピックの女子ソフトボールの金メダリストをお呼びして、夢授業を行った時のことを覚えていますか。授業後のアンケートには、「学んだこと・勉強になったこと」として、私が学んでほしかったことをたくさん書いてくれました。例えば「夢があることはすばらしいということがわかった。夢を一生懸命かなえようとすると絶対にかなう。そのためには、努力をしなければならない」「自分がきらいなことでも逃げちゃいけないことを学んだ」「苦手なこと、できないことについては得意な子に聞いてみます。やろう、わかろうという行動を起こすことが大事」「失敗は恥ずかしいことではない。失敗があるからがんばろうという力がわいてくる」など。失敗を恐れずに何事にもチャレンジすることはとても大切な事です。次の中学校生活においても決してわすれないでください。 あなたたちは、今日で卒業です。中学校に行き、そして社会に出ても、九条東小学校第百四十五期生の「絆」が消えることはありません。どうか、明日からは、自分で自分を励まし、自分の未来を信じて、失敗を恐れず、進んでいってほしいと願います。そして、あなたたちが、自分の可能性を、これから大いに伸ばしていってくれることを願っています。 それでは、卒業生の皆さん、中学校に進んでも、友達を大切にし、勉強に、運動に励んでください。皆さんの今後の大いなる躍進を期待して、式辞といたします。 |