百人一首大会に向けてそれぞれの和歌を、じっくりと読み解く楽しみとは別に、競技として定着している百人一首。最近では、「三分の百首かるた」という競技かるたも広がってきているという新聞記事がありました(大阪日日新聞:1月12日掲載記事参照)。「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」で始まる歌は一首しかないので、上の句が読まれるとともに、素早く札を取ることができるなどは昔からの手法ですが、このような機会が日本の古典を学ぶきっかけになり、当時の文化に思いを馳せるひと時になってほしいものです。本番まで日にちがあります。お気に入りの歌を、1首でも2首でもたくさん覚えて大会に備えてほしいものです。 |