児童朝会の話
「緊急事態宣言」が解除されましたが、
講堂の床の全面改修工事をしているので、 児童朝会は放送で実施しました。 今日から3月、令和2年度の最後の月となりました。 今日は、とても穏やかな暖かい日です。 校庭の桜の木の芽も、温かさを感じ、春を思わせます。 少しずつ膨らもうという気配を見せています。 「大きな木」という不思議な話をしました。 シェル・シルヴァスタインが書きました。 リンゴの木と少年の話です。 この木は、少年となかよしでした。 木は、少年が大人になり、老人になるまで、 いろいろなものを与え続けました。 少年の時は、遊ぶ場所、疲れをいやす木陰を与えます。 大人になり、お金がほしいと言うと、リンゴを全部与えます。 家がほしいというと、枝をすべて与えます。 船がほしいというと、幹を与えます。 木は、幸せでした。 老人になった時に、木は言います。「もう何も与えるものはない」 老人は答えました。 「座って休む静かな場所があれないい」 木は、切り株を与えます。 木は幸せでした。 子どもたちは、このリンゴの木を、どう思うでしょうか。 |