お賽銭(さいせん)、10円盗めば…去年も、同じ時期に掲載したのですが、耳の痛い話しをひとつ… 今年も東淀川警察の方とお話しする機会がありました。 相変わらず、触法少年(14歳未満)の数は減少せず、特に「万引き」の低年齢化、罪の意識の低さは大きな問題と話されていました。 たかが「万引き」と考える児童がいるかもしれませんが、「万引き」は立派な犯罪です。店舗の対応も大きく変化し、従来は保護者や学校へ連絡し、買い取りですませるケースが多かったのですが、今は初めてであっても警察に通報するなど、厳しく対応するケースが増えてきました。 明日から始まる『冬休み』。 冬休みは、クリスマスやお正月といった楽しい行事がたくさんあり、子ども達の気持ちもゆるみがちです。その場の雰囲気に流され、つい足を踏み外してしまわないとも限りません。 ぜひ、ご家庭でも子ども達に、 「万引きは(泥棒と一緒の)犯罪やで。」ということをしっかり教えてください。 《 10円とはいえ現金 》 一昨年の12月に大阪高裁で、高野山金剛峰寺のお地蔵さんに供えられていたお賽銭(さいせん)10円を盗んだ男性の判決がでました。 その判決は、 「10円といえども現金。刑事責任は軽視できない。」として、懲役1年の実刑判決でした。 大人なら10円の賽銭泥棒で刑務所に1年。 少年法に守られているとはいえ、万引きで盗む商品の金額はそれよりきっと大きいはずです… (学校長) |
|