なにわの伝統野菜この献立には、地場産物を活用するため、「なにわの伝統野菜」の一つである「田辺だんこん」を使っています。 ☆なにわの伝統野菜☆ 大阪は、江戸時代天下の台所と呼ばれたように、古くから食文化が栄え、その食文化を支える大阪独特の野菜が多数ありました。 ・おおむね100年前から大阪府内で栽培されてきた野菜 ・苗、種子等の来歴が明らかで、大阪独自の品目、品種であり、栽培に供する 苗、種子等 確保が可能な野菜 ・大阪府内で生産されている野菜 現在17品目あります。 ☆田辺大根☆ 田辺大根は、大阪市東住吉区で江戸時代に発祥したとされる白首の大根です。根は白色の円筒型で、末端が少しふくらみ丸みを帯び、長さ20cm、太さ9cmほどです。肉質はきめ細かく、柔らかくて甘みがあり、辛みも加熱することで甘みに変化します。 葉の裏に大根特有の毛がないことから、葉もおいしく食べることができ、すべて使い切れる大根として、料理店や家庭で大変重宝にされました。 長い間姿を消していましたが、最近、大阪で昔からの野菜を伝えていこうと作られるようになりました。 12月2日の給食「カレーうどん」 「焼きじゃが」 「はくさいの甘酢あえ」 「コッペパン」 「牛乳」 です。 ☆うどん☆ うどんは、奈良時代に中国から伝わったお菓子「こんとん」が始まりだと言われています。こんとんは、小麦粉を水でこねて、中にあんを入れて煮たものです。熱いので「温飩(おんとん)」とよばれるようになり、食べ物なので漢字を食へんに変えて「饂飩(うんとん)」と書くようになりました。その後、細長く切って食べるようになり、室町時代に「うどん」と言うようになりました。 12月1日の給食「いわしのしょうが煮」 「うすくず汁」 「高野どうふの卵とじ」 「ごはん」 「牛乳」 です。 「高野どうふの卵とじ」は、子どもたちに食べてほしい、大豆加工食品の高野どうふを使用した定番の献立です。高野どうふと彩りにむき枝豆を使った卵とじです。「卵」の個別対応献立です。 ☆いわし☆ いわしは、子どものころは海の浅いところで育ち、おとなになると、日本の沖合を回遊します。 最も多く出回っているのがマイワシで、大きなものは25cmほどになります。体に黒い点が7個ならんでいるのが特徴で、「ななつぼし」とも呼ばれています。 11月28日(金)の給食☆ピザの名前の由来☆ ピザの語源についてはいろいろな説がありますが、その中のひとつをご紹介します。ピザ(pizza)は、イタリアにあった王宮広場に形を似せて作られたといわれています。そのことから、イタリア語で広場という意味である「ピアッツァ(piazza)」をもとにして名前ができたという説です。 給食の「変わりピザ」は、ツナ、ピーマン、ピザソース、チーズを混ぜ合わせて、ギョーザの皮の上にのせ、焼き物機で焼きます。子どもたちに好評な献立です。 11月27日(木)の給食「たこボール」「洋風煮」「だいこんのサラダ」「黒糖コッペパン」「牛乳」です。 「たこボール」は大阪名物のひとつといえるたこ焼きをイメージして、学校給食献立コンクールの最優秀となった献立をもとに、平成21年度の給食に初めて登場した献立です。以来、子どもたちに人気のある献立として毎年給食に取り入れています。この献立は、卵アレルギーのある子どもに配慮して生地に卵を使用していません。たこ、とうふを入れた生地を1個1個まるめて、油で揚げます。そして手作りのソースをかけます。 |