狂言
芸術家派遣授業で5,6年生が狂言について授業をしました。
狂言は平安時代末期から伝わる大衆芸能です。 今でいう、お笑いの世界でしょうか? 人を笑わせるのは、泣かせるより難しいと言います。 何百年も前からほとんど言葉も所作もそのまま伝わっているそうです。 台本もなく、伝承だけで、平安時代末期の庶民の様子が伝えられるってすごいことですね。 狂言は普通、能の前に行われます。 あるのは、舞台と人だけ。 幕もなく、退場するとき余韻を残して、その後のストーリーを想像させるところが面白味のひとつとなっています。 この余韻についても実演しながら、小学生にも分かるように説明してくれました。 所作とセリフだけで、いかにも柿木があるように見えたり、泣いたり笑ったりの感情を表現したり… とにかく、奥が深い芸能だと子どもたちも実感しました。 正座してのあいさつや、足以外揺れない歩き方など、子どもたちも少し所作やセリフを練習しました。 子どもたちも、その奥深い世界にだんだん引き込まれ、最後の「柿山伏」も笑ったり、感心したりして、文字通りすばらしい「芸術鑑賞」ができました! |
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