6/7(月)全校集会

全校集会で校長先生から講話がありました。それを紹介します。

おはようございます。
 今日は今週の木曜日6月10日の「時の記念日」にちなんで話をしたいと思います。
 社会生活・学校生活を営む私たちは、いろいろ予定の時刻や時間を決めて当たり前のように時計を見ながら生活をしていますが、「時刻」を初めて人々に知らせたのは今から1350年前の671年6月11日のことだそうです。現存する歴史書「日本書紀」によると天智天皇が近江の大津宮で、この日水時計を設置して鐘や太鼓で時報を鳴らして人々に「時」を知らせ始めたと言われています。この史実を基に「国民に時間感覚をもたせ時間を守り、時間を無駄にしないように」との願いを込め1920年に6月10日を「時の記念日」と定めたそうです。
 自動車やオートバイのメーカーHondaの創設者 本田宗一郎さんは「時間だけは神様が平等に与えてくださった。これをいかに有効に使うかは、その人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者となる」と言っています。つまり、必要なことにきちんと時間を使うことが自分を成長させる、夢を実現させることにつながるということです。
 集会の日以外の毎朝10分間、各学年読書をしていると思いますが、1日10分、3日で30分、1年間35週として30分×35週で1050分つまり約17時間が読書にあてられたことになります。これをしっかり読書している人としていない人ではいろいろな知識・情報・感性・知惠・そして読解力などの差が出てくるのは明らかであると思います。たかが10分ですが大切にしてください。
また、人と関わりあいながら生活する学校では周りの人のためにも「時間を守る」「時間を守り切る」ことが大切です。時間を守れない人もために、さまざまな行事や活動が制限されることも起こってくるでしょう。集合時間に遅れない、授業の始まりを守る、友達との約束時間を守ることが周りの人の時間を奪わないことになり規律ある生活を生み出すことにもなります。これが長吉中生徒5原則の1つ「ふだん力を培う」ことにつながるのです。
最後に先生の好きな言葉に「一期一会」という言葉があります。出会いを大切にすることのたとえで使われていますが、もともとは茶道から生まれた言葉です。何度茶会をもとうとも、その1回の茶会はその都度一生に一度と考えて十分に用意し相手に誠意を尽くすという意味です。
 今という出会い、時間(とき)は二度と帰ってきません。あとで悔いが残らないよう時間の使い方を考え、大切にして欲しいと思います。
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