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「いじめを考える日」校長講話

 「自分がやられていやなことを他人にしない」
 これは校長先生の知っているある小学校の、たった一つのルールなんだそうです。私はこれを聞いて何かおかしいなぁと思いました。みんなは気づきませんか?

 自分がやられていやなことというのは、人によってそれぞれすこしずつ違いがあるんじゃないかなと思うのです。
 たとえば、「ひそひそ話」。
 教室の隅っこでクラスの友だちが自分の悪口をささやいている。こんなのありますよね。あまりいい気がしません。だから、それでいやな気持になる人は絶対に友だちのひそひそ話をしてはいけないのですね。
 でも、そんなことをまったく気にしない人もいるはずです。じゃ、その人なら、人の陰口をいってもいいのか?となってしまいませんか。
 だから、「自分がされて嫌なことを人にしない」は、何かが足りないルールだと思います。

 皆さんの中で、これまで友だちのことばに心が傷ついた人いませんか。結構いると思いますよ。
 反対に自分のことばで人の心を傷つけたことがある、と思う人はどのくらいいますか?これは少ないんじゃないですか。
 ほとんどの人が、人のことばに傷ついた経験があります。でも、自分はそんなことはしないと思っています。
 なぜ悪口を言われる人より言う人のほうが少ないのでしょうか。考えてみましょう。
 私はこう思います。
 悪口を言う人はその言葉が友達を傷つけているということに気づいていない、自覚がないからじゃないでしょうか。
 つまり、気がつかないところでいつのまにか相手を傷つけてしまっているわけです。言われたほうは傷ついているけど、言ったほうは何も感じていないことが結構あるんです。

「ナイフはお肉を切り、ことばは心を切る」ということばがあります。「ことばは心を切る」というのはどういうことでしょう。

 わざとでなくても、ことばは人の心を簡単に切ってしまいます。自分は全然気にしていないことばでも、受けた側の心をぐさりと傷つけることがあります。ことばってナイフとおなじなんです。
 それじゃどうしたらそんなことを防ぐことができるのでしょうか?
 工作や料理でナイフや包丁を使うとき慎重になりますよね。切る前に切る場所を十分に確かめたりするでしょう。
 ことばを口にするときも、そのことばは大丈夫かなと考えることが大切です。これが他人への配慮ということなんです。

「ナイフはお肉を切り、ことばは心を切る」
 わかりやすい絵を校長室のドアに貼っておきます。また見に来てください。

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