全校朝会(放送)全校朝会(放送) 校長講話 今日は、大阪市立のすべての小学校、中学校、高等学校が、「いじめについて考える日」としています。 いじめは絶対に許されないことです。「いじめは、いつでも、どの子どもにも、どの学校においても起こりうる」もので、大切な命までもうばうことがあり、人間として絶対に許されないことを皆さんに分かってもらいたいのです。 人は、誰もがやさしい心を持っています。しかし、人は、自分と違うところが気になったり、違う考えが受け入れられなかったりすると、相手にいやな言葉や態度をしたりすることがあります。けれども人の心や体を傷つけたりすることは、絶対にやってはいけないことです。学校は、誰もが安全で安心な場所でなくてはなりません。 私たち一人一人は、愛されて幸せにくらす権利があります。貧しい人々のために活動したマザー・テレサさんは、「愛の反対は、にくしみではない。無関心だ。」と言いました。誰かが、いじめにあっていたり、いやなことをされていたりするのを、自分には関係ないと知らん顔をすることは、この無関心と同じです。 「どうしたらいい?」と何か困ったときは、周りに助けてくれる友だちや大人がいます。こんな時は必ず、周りの人に困っていることを言いましょう。また、子どもSOSダイヤルの電話相談もあります。 本を1冊紹介します。「わたしのいもうと」(松谷みよ子/文・味戸ケイコ/絵)です。みなさんに読んでほしいので、校長室前の靴箱の上に置いています。 今日は、「いじめについて考える日」と言いましたが、今日だけではなくこれからもずっと考えてほしいと思います。 |
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