今日の児童朝礼で「万葉集」に関するお話をしました。来月から元号が「令和」になりますが、その元号を考える元になったのが「万葉集」に載っている和歌であることから、いま「万葉集」がちょっとしたブームになっています。本屋さんでも関連した本が品薄状態になっていて、出版社は増刷を急いでいると聞いています。万葉集は、今から約1300年前の奈良時代に編集された日本で最も古い「歌集」です。天皇や貴族、役人や防人(当時の兵)、庶民や農民まで幅広い人たちが詠んだ和歌、約4500首が収められています。当時の人たちがどんな思いや気持ちで暮らしていたのかを感じ取ることができたらよいと思っています。小学生(高学年)にも読みやすい本を購入することができたので、学校の図書室に置いていただくようにします。市立中央図書館(西区)や東成区の図書館にも万葉集関連の本がいくつかあるそうなので、機会があれば読んで、昔の人の思いを感じてとってほしいと思います。