玄関横には、３年前に卒業した59期生の卒業記念作品があります。卒業時に選んだ好きな言葉、詩人や著名人の名言、自らへの戒めを含めた座右の銘などを、色とりどりの和紙に浄書し、オリジナルな刻印が打たれた“心のことば”です。
　登下校時に横を通る後輩たちに、「心の中にある大切なもの」を語りかけてくれているかのようです。
　今週は、校内にある展示作品のいくつかを紹介しましたが、続編については、またの機会にクローズアップしたいと思います。

　本校の玄関ピロティーから、２階の職員室へ向かう階段のおどり場にあるのが、横２ｍほどのガラスに細工をしたステンドグラスです。10年前に卒業した52期生が制作した輝きのある作品です。
　帆船『Ｄream 52th 』が青空のもと、白波を立てながら突き進むところに、未来への架け橋を歩む足跡が描かれており、図案のコラボレーションも光に映えて鮮やかです。

　
　今春卒業した62期生が、１ヶ月ほどかけて共同制作した卒業記念作品が、玄関ピロティー正面に掲げられています。

　「オリジナルソング」を墨で書き、中学校の思い出を漢字一字でカラフルな色づかいの「砂字」で表した豆色紙によって、周囲を縁取ったものです。
　一人一人の良き思い出が、額のなかに凝縮されています。

　今までの卒業生の作品も、廊下や階段のおどり場で見ることができますので、順次紹介します。

　玄関ピロティーの下段ショーケースには、２・３年生が仕上げた「木彫」作品も展示されています。立体感や色彩感覚に優れたものが数多くあり、目を楽しませてくれています。

　今週は部活動や同好会活動なども活動予定を入れていないところが多いようです。いつもに比べて学校もひっそりしています。
　この期間に校舎内に展示されている見どころ作品を紹介します。今回は玄関ピロティーの『Ａrt　Ｎakajima』です。ぜひ来校（登校）時には足を止めて、ご覧ください。