始めに、授業者の先生からのコメントをいただきました。授業を見に来られた先生方へのお礼と、毎日遅くまで指導案を考え、実験の準備が大変だったが、勉強になったことなどをお話いただきました。
そのあとは、グループごとにＫＪ法で協議を行いました。同じ教科の先生による協議ではないので、生徒の様子も十分交流させてくださいと担当よりの提案もあったせいか、どのグループも真剣な協議が進んでいました。そしてそれらを1枚の絵にまとめるポスターセッションを行い、それを授業者の先生にプレゼントして研究協議を終わりました。
　この日は、ほかに国語、特別支援、保健体育の研究授業も課内で行われ、それらをすべてご観察いただいた教育センターの教育相談員　長野先生より指導講評もいただきました。長野先生、長時間にわたり本当にありがとうございました。
　本校で初めて行った、当該クラス以外を下校させる形の研究授業会ですが、授業者、生徒、見学・協議を行った先生方すべてに明日からの授業のヒントをもたらすことができたように思います。参加されたすべての皆様方、ご理解とご協力本当にありがとうございました。

また、今回の授業では、最初に電子黒板で花火の動画をみたり、実験の様子を各班がタブレットでおさめ、後の考察のときに何度もまき直してみたりしました、最後は各試薬を化合させて新しい色を作った結果を、各班がミニボードに書いて発表したりと、グループ学習やＩＣＴ機器の活用など新任2年目の教員らしからぬハイレベルな授業が展開されました。
　2年生2組のみなさん、遅くまでお疲れ様でした。みなさんのおかげで、山本先生もいい授業ができ、この授業を見た柴島中学校の他の先生の授業もまた一層良いものになることでしょう。2年2組のみなさん、本当にありがとうございました。

　研究授業は、理科の化学分野で炎色反応の実験で、どのグループも安全にやり遂げることはもちろん、暗闇の中できれいなリチウムやバリウムが、赤や緑に燃え揺らぐ炎を見つめる瞳は、科学への興味にらんらんと輝いていたのが印象的でした。生徒のみなさんに、将来の科学者の炎は灯りましたか？（その２に続く）

　本年度1回目の今回は、入試制度や奨学金・高校をはじめとする各進路の特徴などの説明が中心でした。「小論文」や「前期入試」などの入試用語に関心を持ち、説明会後に調べている生徒の姿も見られました。土曜授業後、早速高校の見学会に参加する生徒もいました。3年生の進路に対する関心が、日に日に高まっているように感じられます。
　生徒の思いと保護者の皆様方とのご相談を大切にしながら、一人一人の将来をしっかり作りあげたいと考えていますのでよろしくお願いします。
次回は11月の開催予定です。よろしくお願いいたします。

　左の写真は、区役所の市民協働課の方による地震の講座の様子です。柴中がある東淀川区に対象を絞ったお話や、CGで作成された、大阪市内を襲う津波の動画は、生徒たちにとっても特に印象に残ったようでした。
　真ん中の写真は、消防署の方による救命講習の様子です。消防士さんによる、具体的なご指導や生徒たちへの温かい声かけにより、わかりやすく頭と心に残る講習になりました。
　右の写真は、生徒が自分の町会ごとに分かれ、町会長さん、防災リーダーの皆様方より、自己紹介、ご挨拶などを頂戴している様子です。土日や夜間、長期休業中に大災害に遭遇した場合は、町会という組織が生徒のライフラインを支えてくれます。そこで、町会長、防災リーダーおよび、生徒どうしの顔合わせや、避難所の確認などを町会ごとに行いました。自分の家などで災害に遭遇した時への備えのためにだけではなく、強い結びつきで大災害を乗り越えられる柴中校区になるよう、地域総がかりで一層元気な挨拶などを心がけていきましょう。
最後になりましたが、今回防災教育でご指導していただいた区役所・消防署・各町会の皆様方、ご協力いただいたＰＴＡの皆様方、本当にありがとうございました。