阪神大震災から20年
今日の全校集会で、阪神大震災の体験談を話しました。
内容は、次の通りです。 今週末の1月17日。都市直下型地震、震度7を記録し、死者6000人以上を出したあの阪神大震災から今年で20年になります。 20年前、先生は、震源地から20キロほど離れた神戸のポートアイランドというところに住んでいました。 平成17年1月17日。その日は、月曜日だったと思います。週の始まり、部活の朝練に行く為にそろそろ起きようかなと思った5時46分 。確かに外が光ったように感じ、それと同時に「ドーン」と下からつきあげるような今まで、経験した事のないような大きな揺れに襲われました。最初、何が起こったのか、全くわからず、冗談ではなく、「悪魔が地球に降りて来て、この世の終わりが来たのか」と思ったほどでした。そして、10数秒揺れが続きました。まるでトラックの荷台に乗って、でこぼこ道を猛スピードで走っているような揺れでした。その間、家の中の物が落ちる音、倒れる音、ガラスが割れる音、それは、恐怖の10秒間でした。幸い、先生の家族が寝ていた部屋は、何も倒れる物や落ちてくる物がなく、怪我をすることもなく無事でした。ようやく、揺れが、おさまり、恐る恐る家の中を見渡すとコップやグラスは、全て、落ちて、割れ、棚は、倒れ、上にある物は、全て落ち、はっきり言って、家の中は、ぐちゃぐちゃになっていました。これは、今日は、学校に行けるような状況ではないことぐらいは、すぐに判断がつきました。不思議な話ですが、地震直後、間も無くは、何と、電話もつながり、テレビもつきました。だから、いつも6時に学校に来ている先生がいたので、とりあえず、今日は、学校に行けそうもない事を連絡しました。そして、テレビでは、神戸に大きな地震が起きたということが報道されていました。しかし、その直後、テレビが消え、電話もつながらなくなり、電気、ガス、水道、全てのライフライフが途絶えました。 情報を集めるために、外に出てみてました。そして、神戸の街の方を見ると、街全体が燃えているような大きな黒煙が3本上がっていました。それから、駐車場を見ると地面が波のようにうねり、車が丸ごと飲み込まれていたり、液状化で車が窓のところまで埋れていたりもしました。付近を歩いて見るとマンションの屋上から給水タンクが逆さまにぶら下がっており、そこから、滝のような勢いで水がまっ逆さまに落ちていたり、地上10mぐらい上を走るポートライナーのレールも地面に落ちている光景もありました。もし、後30分後に地震が起きていたら、いつもの出勤時間になり、レールと列車ごと10メートル以上の高さから地面に叩きつけられて、とても生きてはいられなかったと思いました。マンションも、あちらこちらひび割れしており、大きな余震がきたら崩壊しかねないという不安にかられました。その後、避難所になっている中学校を訪れるとポートアイランドの人達が集まっていました。中には、血を流し、包帯をしている人もいました。そんな人の中に、ラジオを聞いている人がおり、「アメリカの大統領が記者会見している」と話していました。それを聞いて、始めて、「大変なことが起きたんだ」ということを実感しました。 数日後、なんとか歩いて三宮の街に出ました。そこで見た光景は、まさに、コジラのような怪獣が暴れ回って街を壊したのではと思うほどの光景でした。ビルは、傾き、押しつぶされ、陸橋やアーケードは、落ち、家々は、まるで怪獣に踏みつけられたかのようにぐしゃっと潰れていました。中には、10数階建てのビルが丸ごと倒れ、大きな道をふさいでいる光景もありました。そして、道路は、あちらこちらが大きな段差になっており、とても車がまともに走れる状況ではありませんでした。そんな状況の中、自衛隊のヘリや車両が行き交い、まるで、テレビや映画で見た戦場のよう光景ともいえました。 そんな中、始めて、マンションのそれぞれの家庭の部屋の明かりがついた時、「なんて、灯りって、暖かくて、優しいものなんだ」と思いました。初めて、給水車が、水を運んできてくれた時、まるで、正義の味方が助けに来てくれたみたいで、みんな、涙を流しながら拍手したことも覚えています。他にもたくさん伝えたい事は、ありますが、今日は全校集会の時間なので、多くを語る時間がないので、後ひとつだけお話します。 この地震でまさに壊滅状態となった神戸。その神戸が復興に向かう中で、みんなが勇気づけられた言葉がありました。それは、単純な言葉です。「がんばろう神戸!」たったその一言です。でもその一言に込められた深くて重い、そして、熱い熱い思いを神戸の人々は、共有できたのです。そして、みごとに神戸は、復興をとげていきました。さらにびっくりしたのは、その当時、神戸を本拠地にし、ユニホームにがんばろ神戸という腕章をつけて、神戸の人々の思いを一身に受けて、戦ったオリックスブルーウエーブスが、若き日のイチローがいたとは言え、前年まで、そんなに強いとは、思わなかったチームが、見事、日本一になりました。これほどまでに、人々の熱い思いは、奇跡とも思える結果を生むんだと感じたことを覚えています。 何でもない言葉でも、その言葉に大きな意味をなした時、大きな力となり、人々を、また、物事を大きく動かす事ができる。先生があの阪神大震災で学んだ事の大きなひとつです。 そのことが、今の平野中学校には、絶対に必要だと感じています。みんなに平野中は、「できる」ということをいつも訴えるのは、そのためです。そして、今年度のゴールとして示した「喜びと感動」という言葉もその言葉が大きな意味をなした時、大きな力となり、また、学校が大きく変わることができる。そう信じています。 がんばろう 平中!! SSS講座開催!!
3年生のSSS講座を、本日、明日の2日間実施しています。
参加者は、いつものように、自主学習に真剣に取り組んでいました。 走る3年生!!
体力の衰えを感じながらも、寒さの中、体育の授業で懸命に走る3年生!!
中には、依然元気な3年生もいました。 男子バスケット部!!6Bベスト4をかけ!!
男子バスケット部が、6Bベスト4をかけ、東住吉区のY中学校と対戦しました。
昨日、接戦をものした勢いで、一機に勝利を勝ち取りたいところ!! しかし、前半戦を終わり、21対35と大きくリードを許す。 第3ピリオドになんとか得点差を詰め、第4ピリオドに勝負をかけたいところだが、なかなか得点差は埋まらない。 最終の第4ピリオドに入るも得点差は、埋まらないまま、終盤へ。 終了2分前、監督から「このままで終わるな!!」と檄(げき)が飛ぶ。 その声に応えるかのように、2ゴールを連取し、食い下がる。 しかし、終了のホイッスルが鳴り、悲願の6Bベスト4を手にすることはできませんでした。 勝負の世界は、簡単なものではありません。 何度も何度も挑戦するなかで、壁をぶち破ることができます。 この負けを必ず力にして、強い男子バスケット部を目指してほしいです。 ボールへの執念は負けない!!
絶対にボールは渡さない!!
気迫では、負けない平中!! |
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