新学期が始まって2週目に入りましたが、学校生活、家庭生活ともにもとのペースに戻すことができましたか。
今日は、福沢諭吉の残した言葉を紹介します。福沢諭吉とは、だれのことか分かりますか。この1万円札に印刷されている人と言った方が分かりやすいかもしれません。東京にある慶応義塾大学を造った人でもあります。今から約180年前に生まれ、江戸時代の終わりから明治時代にかけて生きた人です。
福沢諭吉が慶応義塾を造った時に生徒に言った言葉です。
「学校で一番、楽しいことは、好きな教科を持つことである。
学校で一番、さみしいことは注意してくれる友だちのいないことである。
学校で一番、みじめなことは規則を破っても気にならないようになってしまっていることである。
学校で一番、みにくいことは授業の邪魔をすることである。
学校で一番、美しいことは落ちているゴミを拾うことである。」
これを聞いてみなさんは、どう思いますか。
私は、この中で一番大事だなと思うのは、2つ目の「学校で一番、さみしいことは注意してくれる友だちのいないことである」という言葉です。
あなたのことを大切だと思っていない人は、あなたの言うことを何でも聞いてくれます。しかし、あなたのことを大切だと思っている人は、あなたの言うことを何でも聞いてくれる人ではないのです。お家の人をはじめ、あなたの周りの大人、学校の先生も含めて注意してくれる人がいるということが、とても大事なのです。