全国学校給食週間
明治22年に始まった学校給食は戦争により一時中断しましたが、ララ(アメリカの民間団体)などからの援助を受け、昭和21年12月24日に三都県(東京・神奈川・千葉)で試験的に実施され、その後、再開されました。この日を記念し、「学校給食感謝の日」が定められました。
その後、給食の意義や役割についての理解や関心を深める週間として、冬休みに重ならない1月24日から30日を「全国学校給食週間」としました。 ☆学校給食の役割☆ 給食は栄養バランスのよい食事によって心身の健やかな成長に寄与し、また食に関する指導を効果的にすすめるための重要な教材として各教科や特別活動などで活用できます。給食の時間に計画的・継続的な指導をおなうことで、子どもたちに望ましい食習慣と食に関する実践力を身につけさせることができます。また、地場産物や地域の郷土食、行事食などを取り入れることで、地域の文化や伝統に対する理解と関心を深められます。 弁天小学校では1月19日からの1週間を給食週間として、給食委員会が活動します。 1月20日(火)の給食いつも好評な「ほたて貝のグラタン」は、ほたて貝柱を主材に、旬のほうれん草を使用しています。 だいこんは品種の改良や、ビニールハウス栽培などにより、春から冬まで1年を通して売られている野菜です。冬のだいこんは、夏にとれるものに比べ辛味よりも甘みが増してきます。このスープには、他の野菜なども入っていますが、だいこんを1番多く使っています。だいこんの甘みをより感じられるようあっさりとした味つけにしています。 ☆ほたて貝☆ ほたて貝のからは、一方がふくらんで、もう片方が平らになっています。ふくらみのある方を船、平らな方を帆に見立てて、「ほたて貝」という名前がついたとされています。 ほたて貝はからを強く開け閉めして海水を吹き出して移動します。そのため、貝殻を結ぶ筋肉(貝柱)が太くなっており、給食ではその貝柱を使っています。 1月19日(月)の給食☆酢豚☆ 「酢豚」とは、揚げた豚肉と野菜などを甘酢あんでからめた料理のことをいいます。 中国では、地域によって「古老肉(クーラオロウ)」や「糖醋肉(タンツウロウ)」などいろいろな名前で呼ばれる料理で、主に豚肉だけのものや、パインアップルを加えたものなど、いろいろな種類の「酢豚」があります。 1月16日(金)の給食「さごしのしょうゆだれかけ」は、塩で下味をつけて焼いたさごしに、料理酒、みりん、こい口しょうゆで作ってタレをかけます。タレをかけることで、魚が苦手な子どもたちにも食べやすいようにしました。 「みずなの煮びたし」は、くせやあくの少ないみずなを、今回はうすあげとあわせた煮びたしにしています。みずなは給食では一年に一回、この1月に登場します。 ☆みずな☆ 京都で昔から栽培されていた京野菜です。 京都では、「みずながお店に出るようになると、冬本番。」といわれています。 寒さがきびしくなる秋の終わりから冬にかけて、たくさんとれておいしくなる野菜です。 1月15日(木)の給食「ひじき豆」は、でんぷんをまぶした大豆を油であげ、ひじき、砂糖、こい口しょうゆを煮詰めたたれをからませます。大豆、ひじきを使った、鉄分、カルシウムや食物繊維を多く含む献立です。 ☆筑前煮☆ 「筑前」は昔の福岡県の未明で、「筑前煮」は福岡県の郷土料理です。 福岡県では「筑前煮」のことを「がめ煮」と呼び、正月や祭りのときにも作られます。 |