3日は「どんぐり祭」でした。
さて、昨日の「どんぐり祭の謎」について、お話しましょう。開会のあいさつの中でもお話をしたことなのですが、今からおよそ27、8年ほど前、私はその年の文化発表会実行委員会の委員長になりました。それまでいわゆる文化発表会が行われていたのですが、もっと面白いものにしたいということで若手の教師たちで相談しながら企画しました。
運動場に野外ステージを設け、体育館には全生徒の9教科の作品を展示するというものでした。そして、文化発表会という平凡な名前でなく、今宮中学独特のものにしたいということで生徒会を通じて名前を募集しました。
「今中祭」「どんぐり祭」「桃栗祭」など出てきて、最終的に投票で「どんぐり祭」に決まりました。このときどんぐり祭と提案した生徒名は無記名で集めたためわからないままで、どんぐり祭の意味合いについても特にないままでした。
なので、なぜ「どんぐり祭」なのと言われても…。のちに何か理由をつけたこともありますが、まぁ、後付けです。
それにしても、その「どんぐり祭」がおよそ30年にわたって続いてきたことこそが、どんぐり祭は間違っていなかったのだということなのかもしれません。
そして、毎年生徒たちが積み重ねていく歴史こそがどんぐり祭の大きな存在意義だと思います。今年の演技も素晴らしいものばかりでした。これからも続けられていくことを期待しています。
名づけにかかわった一人として、とても感慨深い一日でした。