大阪市立中野中学校

★2学期期末テストは11/27～11/29です★

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平成26年度　修了式を行いました。

3月24日　平成26年度　修了式を行いました。

保護者・地域の皆様　
一年間、中野中学校を見守りいただき　誠にありがとうございました。

生徒の皆さん　これからの春休み
しっかりと一年間を振り返り、桜咲く4月、希望に満ちた一年を迎えましょう。

修了式　式辞を掲示いたします。

【平成26年度　修了式　式辞】

みなさん、おはようございます。今日は、平成26年度の修了式です。
今日で、今年度の学年、そして今のクラスが最後の日となります。みなさんにとって、どんな１年でしたか？

　今年の一年は、私にとっても、とても思い出深い一年でした。民間企業の世界から教育の世界に来て、皆さんに出会うことができました。毎日が夢のように楽しく、充実した一年間でした。ありがとうございました。

今年度一つだけ決めさせていただいたことがありました。
それは、学校の教育目標を、【自立貢献】～社会に貢献できる、自立した人間の育成～としたことです。一年を通して皆さんに伝えてきたわけではなかったので、「何それ？」と思っている人もいるでしょう、しかし、できるだけ多くの、「社会に貢献している自立した大人」に会ってもらって何か感じてもらいたいと、素敵な大人に学校に来てもらいました。

　11月12日には、『夢★授業』として、セレッソ大阪の森島選手が来てくれました。12月15日には2年生宛に『職業講話』として「冒険家」や「飲食店社長」、「エンジニア」や「プログラマー」「元プロバスケット選手の教師」「看護師」「介護士」「保育士」さんにお話をしてもらいましたし、『職業体験』で、実際に自立した大人の方と一緒に働いてもらいました。また1月17日には鷹取中学の元校長先生に「震災の際に負けずに立ち向かった230日間のお話をしてもらいました。さらに、2月7日には『第二回夢★授業』として義肢装具メーカーの「川村義肢」の社長さんにお話をしてもらいました。一連の体験の中で、この中の例え誰か一人でも、未来に夢を持ってくれたらいいなと思っています。

そしてその川村義肢さんのホームページに、素敵なお話が載っていましたので紹介させていただきます。6日前の話です。

「ようやく寒さが薄れ、暖かな季節が到来してきました。
公私にも動きがあり、別れを惜しんだり新生活に心躍らせたりするこの時期に、
４月から大学生活をスタートされるお客さまより一通のお手紙が届きました。

小学生のときに事故で右半身が不自由になられてから、
成長に合わせて何度も装具を作り替えしてきたお客さま。
春から希望の学部に進学されることになったそうです。
体に合った装具のおかげで、下宿生活できる選択肢を持つことができたと
喜んでくださっていました。
社長と技術者宛にいただいたお手紙の中に、それぞれ心を打つ一節がありました。
『貴社から頂いたものは装具というものだけではないと思っています。
誰かに貢献できるような人間になるために頑張っていきたいと思えるようになれたこと
がいただいたものだと思っています』
『お世話になってきたことを踏まえ、私自身が社会に恩返しができるように尽力して参ります』

単なる義肢装具の製作・提供以上のことを感じ、行動してくださったこと。
まさにこのようなお客さまの幸せが我々の仕事の本質だと思います。
さらなる今後のご活躍をお祈りしたいと思います。というお話でした。
　とても感動しました。

また、先日卒業した3年生の卒業文集。いろいろな夢の話が書いてありましたが、その中に、感慨深い話がありました。
　「何十年か前の卒業式には必ず歌った『仰げば尊し』という曲を是非、先生方に送りたい気持ちでいっぱいです。中野中学校始まって以来の自由奔放な生徒を見放すこともなく、本当に深い愛情を注いで頂きました。最高に幸せな三年間でした。未来に希望というものがあるのなら、立派な社会人になって、誰かの役に立てたら良いなと思います。そうして先生方にいただいた恩を返せたらと思います。」

『自立貢献』という教育目標が間違いではないと思った瞬間でした。今日みなさんにお渡しする通知票にも自立貢献と書かれていますので、ぜひその意味を噛みしめてください。

引き続き来年度も、『社会に役立てる自立した人間』を目指して、全力を尽くしてがんばりましょう。

一年間、ありがとう。感謝します。

平成27年3月24日
大阪市立中野中学校長　山本哲哉

【できごと】 2015-03-24 18:59 up!