修学旅行5修学旅行4修学旅行3修学旅行2『修学旅行によせて』
中学生や高校生に学校生活で印象に残っていることは何かと尋ねると、返ってくる答えで圧倒的に多いのが部活動と修学旅行の思い出です。では、なぜ、それほどまでに修学旅行が強く印象に残るのでしょうか。それは、きっと日々の学校生活では経験できない印象深い内容がぎっしりと詰まっているからだと思います。
今回の修学旅行では、まず、長崎を訪ねます。平和公園でのセレモニーや原爆資料館の見学を通して、戦争の悲惨さを肌で感じ、平和な社会を築くために自分ができることはなにか、しっかりと考えてほしいと思います。また、長崎は、「長崎の歴史を紐解くと、日本の歴史が見えてくる」と言われるほど、歴史と文化の宝庫ともいえる街です。市内の自主研修でしっかりと学んでください。 都会では味わえない豊かな自然との出会いや、人情味あふれる人との出会いも楽しみです。平戸・松浦での“農村・漁村体験”や、牧島でのクラス対抗“ペーロン体験”、そして、地元の民家での“民泊体験”では、多くの感動を味わうことができると思います。民泊先では、お世話いただく方々に、阪南中学校67期生として、礼節をわきまえつつ、家族の一員のつもりで接してほしいと思います。 皆さんの代表である修学旅行委員会は、ルールづくり、レクリエーションや平和学習の企画など、活動を積み重ねてきました。また、素晴らしい出来ばえの「長崎ガイドブック」も完成しました。皆さん一人一人も事前学習や学級での取組みを行い、入念に準備ができたことと思います。 旅の無事は、一人一人の安全や健康についての意識の持ち方にかかっています。列車・バスの車内では、ルールやマナーを意識して行動してください。今こんなことをしたいと思っても集団行動の中では、我慢しなければならないことがあります。一人のわがままな行動が、全体に迷惑をかけるということをしっかり心に刻み、みんなの力で修学旅行を成功させましょう。 さあ、いよいよ、皆さんが楽しみにしている修学旅行へ出発です。 今回の修学旅行が、皆さんの心の中に中学時代の「良い思い出」として、いつまでも残る旅になってほしいと願っています。 校 長 山 崎 英 志 |