本日の献立/9月2日(水)・ツナと野菜のソテー ・海そうサラダ ・巨峰 ・牛乳 栄養価 エネルギー 824kcal、たんぱく質27.9g、脂質 25.1g ☆巨峰(きょほう)☆ 巨峰は、大粒で黒紫色のブドウで、日本で育成され、1945年に発表された品種です。果汁が多く、甘みも強いうえに皮離れもよいので、人気も高まり、1970年代から増殖されました。現在では国内生産量は1位になっており、とくにジベレリン(植物ホルモンの一種)処理された種無しのものが好まれています。巨峰の旬は8月下旬から9月上旬なので、まさに今、真っ盛りです。 ブドウは今では1万を超える品種があり、ヨーロッパブドウとアメリカブドウに大別されます。ヨーロッパブドウの原産地は、西アジアから南ヨーロッパあたりと考えられており、栽培の歴史は5000年以上前にさかのぼります。アメリカブドウは北アメリカに自生する野生ブドウから選抜されたり、その野生ブドウとヨーロッパブドウの交配によりした育成されたりした品種のことを言います。ヨーロッパブドウは乾燥した気候を好むので、雨の多い日本では栽培は難しいですが、アメリカブドウは病害に強く、多湿な日本の気候でも栽培できます。世界のブドウの生産量のうち8割がワインの原料になっているのに対し、日本で栽培されたブドウの9割は生食用になっています。ブドウの主成分は果糖、ブドウ糖などの糖質ですが、カリウムなどのミネラルも含んでいます。また、黒皮や赤皮のブドウには、抗酸化作用のあるポリフェノールの1種のアントシアニンが含まれ、活性酸素を取り除き老化を防ぐ効果や、視力回復、肝機能向上などの効果があるとして期待されています。 本日の献立/9月1日(火)・とうふゴーヤチャンプルー ・ブロッコリーのおひたし ・牛ひじきそぼろ ・ごはん・牛乳 栄養価 エネルギー 795kcal、たんぱく質34.8g、脂質 23.9g ☆しそ(紫蘇)☆ 原産地は、中国、ヒマラヤ、ミャンマーで、日本へは5000年以上前から渡来していたといわれ、新潟では2500年前とされる土器からその種子が出土しています。栽培の歴史も古く、平安時代以前と考えられており、「本草和名(ほんぞうわみょう・918年)」や「倭名類聚鈔(わみょうるいじゅしょう・931〜938年)」などの書物に、イヌエ、ヌカエ、ノラエと呼ばれ、薬用、漬物としての記述があります。 現在栽培されているものは、大葉と呼ばれる青じそ、赤じそに大別されますが、「紫蘇」と書くようにもともとは赤じそで、青じそはこの変種になります。主に野菜として利用するのは青じそで、刺身の添え物やてんぷらなどに使われます。赤じそは梅干しやショウガの色付けなどに使われます。 栄養面では、ビタミン類、カルシウムなどのミネラル類が多く、特に青じそにはカロテンが多く含まれています。さわやかな香りの成分は、シソアルデヒド、リモネンなどが主成分のシソ油によるもので、防腐作用や抗酸化作用があり、健康野菜として注目されています。また、赤じそにより多く含まれるポリフェノールの一種であるロズマリン酸は、アレルギーを緩和する効果があるのではないかと期待されています。旬は、赤じそが6〜8月、青じそは7〜10月ごろです。 今日の給食では、青じそを「牛ひじきそぼろ」に使っています。 ※明日(9/2)の献立には、ハヤシライスがありますので、スプーンのご準備をよろしくお願いします。 |