本日の献立/10月1日(木)・一口ごぼう天とじゃがいもの煮もの ・焼きかぼちゃ ・昆布の佃煮 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 839kcal、たんぱく質31.8g、脂質 20.1g ☆昆布(こんぶ)☆ コンブは、「延喜式(えんぎしき・927年)」には、最も幅広い海藻であることから「広布(ひろめ)」と記載され、また蝦夷地で収穫され、陸奥国から代々の朝廷に貢納されたことから「夷布(えびすめ)」とも呼ばれていました。万葉仮名では、それぞれ「比呂米」、「衣比須女」とも書きます。鎌倉時代には、北海道産品を松前から小浜や敦賀を経て京都へ運ぶ西廻航路、1710年ごろからは、下関、瀬戸内を経て大阪へ運ぶ北廻航路が開かれてコンブの利用が高まりました。今でも北海道が主産地ですが、問屋や加工場は大阪、若狭、京都など関西が中心となっています。 コンブの仲間はおよそ40種類程度ありますが、そのうち、食用にされるのは、十数種で、中でもマコンブ、リシリコンブ、オニコンブ、ミツイシコンブ、ナガコンブ、ホソメコンブなどが主に利用されています。それぞれ寿命は1〜3年で、数mから数十mに達し、主に2年目に成長した部分(二年体)を収穫するそうです。収穫は、二年体が十分成長する7月中旬〜9月上旬にかけて集中的に行われます。現在では、養殖も行なわれ、北海道以外でも収穫されています。 コンブの用途は広く、食用としては、とろろ昆布、佃煮、煮もの、菓子類などにされ、また、日本特有の利用法として、「出汁(だし)」に使われます。食用以外では、アルギン酸、ヨードなど医薬品や工業用品としての利用もあります。 今日の給食では、本校ホームページで6/15に紹介した「佃煮」にしています。 ※明日(10/2)は、中華丼があり、深皿で食べるようになっていますので、スプーンのご準備をよろしくお願いします。 |