本日の献立/10月2日(金)・ニラたま ・れんこんと枝豆の炒めもの ・三度豆のピリ辛あえ ・ピオーネ ・牛乳 栄養価 エネルギー 812kcal、たんぱく質35.1g、脂質 23.9g ☆椎茸(しいたけ)☆ シイタケは、食用にされた歴史も古く、中国の南部が最初ではないかと言われています。日本で食用にされ始めたのは室町時代で、本格的な栽培が始まったのは江戸時代になってからだと考えられています。当時は、干しシイタケとして流通していたようで、生シイタケが市場に出回り出したのは、1970年代半ばのことです。 栽培が始まった当初は、シデの木にキズをつけて根元を焼く方法が使われていましたが、その後、シデ、コナラ、クヌギなどの丸太をシイタケが出ている木に並べ、自然に菌が移るのを待つ方法が広がりました。江戸時代の末期には、なたで傷をつけて菌を摂取する「なた目法」が現在の静岡や大分の一部で普及しました。明治に入ってさらに研究が進み、人工的に原木に菌を打ち込む方法が広がり、現在は、クヌギ、コナラなどの細い丸太に小さな穴をあけて、菌を植えつける「原木栽培」や、その後開発された「菌床栽培」が使われています。菌床栽培は、のこ屑とふすま、米ぬかなどの材料を混合して、通気孔のある袋に詰めて殺菌した後、菌を植えて培養するもので、今では、工場生産ができるので、こちらの方が広く普及しています。 生しいたけは、そのまま焼いたり、鍋物や汁もの、てんぷらなどに、干しシイタケは、乾燥させることで、細胞が壊れ、うま味成分が多く出るため、うま味を利用して、煮ものやすしの具などに利用されます。 今日の給食では、「干ししいたけ」を中華丼の具に使っています。 ※中華丼の具は、これまでおかず容器で配食していましたが、今回は保温食缶で配送しています。 本日の献立/10月1日(木)・一口ごぼう天とじゃがいもの煮もの ・焼きかぼちゃ ・昆布の佃煮 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 839kcal、たんぱく質31.8g、脂質 20.1g ☆昆布(こんぶ)☆ コンブは、「延喜式(えんぎしき・927年)」には、最も幅広い海藻であることから「広布(ひろめ)」と記載され、また蝦夷地で収穫され、陸奥国から代々の朝廷に貢納されたことから「夷布(えびすめ)」とも呼ばれていました。万葉仮名では、それぞれ「比呂米」、「衣比須女」とも書きます。鎌倉時代には、北海道産品を松前から小浜や敦賀を経て京都へ運ぶ西廻航路、1710年ごろからは、下関、瀬戸内を経て大阪へ運ぶ北廻航路が開かれてコンブの利用が高まりました。今でも北海道が主産地ですが、問屋や加工場は大阪、若狭、京都など関西が中心となっています。 コンブの仲間はおよそ40種類程度ありますが、そのうち、食用にされるのは、十数種で、中でもマコンブ、リシリコンブ、オニコンブ、ミツイシコンブ、ナガコンブ、ホソメコンブなどが主に利用されています。それぞれ寿命は1〜3年で、数mから数十mに達し、主に2年目に成長した部分(二年体)を収穫するそうです。収穫は、二年体が十分成長する7月中旬〜9月上旬にかけて集中的に行われます。現在では、養殖も行なわれ、北海道以外でも収穫されています。 コンブの用途は広く、食用としては、とろろ昆布、佃煮、煮もの、菓子類などにされ、また、日本特有の利用法として、「出汁(だし)」に使われます。食用以外では、アルギン酸、ヨードなど医薬品や工業用品としての利用もあります。 今日の給食では、本校ホームページで6/15に紹介した「佃煮」にしています。 ※明日(10/2)は、中華丼があり、深皿で食べるようになっていますので、スプーンのご準備をよろしくお願いします。 |