「6/22(月)全校集会」校長講話
今日は雨が降っていませんが、近畿地方は梅雨の真只中です。「つゆ」、漢字で書けますか。そうです。「梅雨」と書いて「つゆ」ですね。6月から7月にかけての長雨を梅雨と呼び、漢字では「梅雨」と書きます。
なぜ、この時期の雨の多い天候を梅雨というのかということについては、いろいろな説があるのですが、そもそもは「ばいう」と呼ばれ、中国大陸から伝わってきた言葉で、江戸時代に「ばいう」から「つゆ」と呼ばれるようになったようです。 もともと中国では、黴(カビ)の生えやすい時期の雨ということで、カビの雨と書いて「ばいう」と呼ばれていましたが、カビでは語感が悪いので、季節に合った梅の字をあてたという説もあります。日本では「露」(つゆ)という説と梅の実が熟して潰れる時期でもあることから、「つぶれる」を意味する「ついゆ」という言葉から「つゆ」になったという説もあります。 この梅雨の時期は蒸し暑く湿度も高いので、体調を崩しがちです。今週は期末テストも予定されています。体調管理には十分注意してください。 さて、先週外の会議で出かけている時に電車の中でこんな光景を見ました。空いている時間帯だったので、下校途中の3人の高校生がそれぞれ自分のかばんを座席に置いて座っていました。もちろん、空いていたので迷惑になることはありませんでした。電車が駅に着き、乗客が乗り込んできました。先生は、この3人がどのような行動をするか見ていました。一人は、電車が駅のホームに入った時点で、かばんを自分の膝の上に置きました。もう一人は、電車が駅に着いてドアが開き、乗客が乗り込んできた時点でかばんを座席からおろし、自分の足元に置きました。もう一人は、乗ってきたおばさんにかばんをのけてと言われて初めてかばんを移動させました。 このように人間には、「変化の気配を感じてすぐに行動を起こせる人」、「目の前の変化を見て、初めて行動を起こせる人」、「人から言われて初めて変化に気付いて行動を起こす人」の3種類の人がいます。皆さんはどのタイプですか。 朝の登校時、先生方や生徒会の役員から、道路に広がらないで白線によって歩いてくださいと注意を受けている人がいますね。先ほどのタイプだと「人から言われて初めて変化に気付いて行動を起こす人」になるのかもしれません。道路に広がって歩かないというのは、誰でも知っていることです。話をしながら登校していて少し広がっているなと気付いて、注意を受ける前にすぐに行動を起こせばいいだけです。 先生は、人間が集団として生活していくために最も大切なことは、「気づき」だと思います。よく「空気を読め」と言われることがありますが、同じことだと思います。「気づいて行動につなげられる」これが大切です。 校 長 山 崎 英 志 地震と津波における避難訓練を行いました10:55、非常ベルによる緊急地震速報を受けて、担任の先生の指示で机の下に入って机の脚をもって防御の体勢をとりました。その後、グラウンドに全員が避難し、教頭先生からの講話を聴いた後、さらに津波警報発令を受けて、グラウンドから各校舎の3階、4階に避難しました。 全員が真剣な表情で、冷静に落ち着いて、迅速な行動をとることができました。 日ごろから有事に備えて、冷静沈着な行動がとれるよう心掛けておきましょう。 1年 交通安全教室
6月19日(金)5限、阿倍野警察署の方に来ていただき、1年生を対象に交通安全教室を実施しました。
最近増加傾向にある自転車事故について、実際にあるケースが映像で紹介されました。また、6月1日から施行された自転車運転者講習制度について、詳しくお話をしていただきました。 自転車も車と同じ車両です。“自転車だから”と安易に考えてはいけません。交通ルールやマナーをしっかり守り、被害者や加害者とならないようにしましょう。 3年は復習テストに、1・2年は学年種目に汗?1、2年は、6限に先日の体育大会で実施することができなかった学年種目を行いました。1年生は「台風の目」、2年生は「いかだ流し」に、雨で延びたことを感じさせないぐらいの意気込みで、互いに競い合っていました。 週明けの全校集会では、体育大会の総合成績が発表され、表彰が行われる予定です。 6/15(月)全校集会「校長講話」行事は終わったらそれでおしまいということではいけません。自分でどんな点に頑張れたのか、体育大会を通して自分が何を学べたか、何を感じたか、しっかりと振り返りをしてほしいと思います。 体育大会では、全員で行進をし、「阪中健児の歌」を大きな声で歌います。3年生はソーランや組み体操に取り組ました。これらをやり遂げようとすれば、自分のわがままは許されません。 みんなと心を一つにして、懸命に取り組む、そのことによってみんなの心は一回り強くなったはずです。心にスタミナが身についているはずです。この心のスタミナがみんなの今後の人生にきっと役立つことだと思います。 心のスタミナというお話をしましたが、気持ちの持ち方、考え方で人生が大きく変わるというお話をしたいと思います。 ある靴の販売会社が新たな販路を見つけるためにアフリカのある国に二人のセールスマンを派遣しました。 しばらくして、一人の社員から会社に電話がありました。「だめですよ、ここの人はみんなはだしです。こんな国では靴なんか売れませんよ。」という内容でした。 もう一人の社員からは、「素晴らしいですよ。この国は。ここの人はだれ一人靴をはいていません。靴の良さを知らせれば、どんどん売れますよ」という内容でした。 同じ場所に同じ仕事で行っても人によって考え方はこれだけ変わります。後者の人の考え方をプラス思考、ポジティブシンキングともいいます。前者の人のことをマイナス思考、ネガティブシンキングです。 もちろんどちらの人が成功するかは明らかでしょう。心にスタミナを蓄え、しっかりと前向きに取り組む姿勢で頑張ってほしいと思います。 校 長 山 崎 英 志 |
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