本日の献立/11月4日(水)・いかとチンゲンサイの炒めもの ・大学いも ・茎わかめとだいこんの酢のもの ・みかん(缶詰) ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 839kcal、たんぱく質 29.7g、脂質 19.6g ☆大学いも☆ 大学いもは、乱切りにしたさつまいもを油で揚げ、砂糖と水、その他の調味料などを加えて煮詰めてつくった糖蜜をからめたものです。これは、大正から昭和にかけて、当時の学生街で、今で言うファーストフード的なものとして、人気が高まったことからこのように呼ばれるようになったようです。中華料理の抜絲紅薯(パースーホンシュウ:さつまいもの飴煮)に似ていますが、これは、砂糖を煮詰めた飴をからめ、熱いうちに水にくぐらせながら食べるのですが、冷めると食べにくくなります。そのため、おいしく簡単につくることができ、冷めても食べやすいように考えられたのではないかと思います。また、さつまいもには、体の抵抗力を高め、カゼなどの予防や治療に役立つビタミンCが多く含まれていますので、当時の学生たちの健康維持にも役立っていたのかもしれません。 本日の献立/11月2日(月)・だいこんとこんにゃくの煮もの ・卵焼き ・小松菜のおひたし ・みそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 859kcal、たんぱく質 37.6g、脂質 23.5g ☆にんじん(人参)☆ ニンジンの原産地は、アフガニスタン北部の山岳付近とされています。そしてここから中近東を経て12〜13世紀にヨーロッパへ伝わった西洋種と、シルクロードを経て13世紀に中国へ伝わった東洋種に大きく分かれました。日本へは、まず東洋種が17世紀(江戸時代)に中国から伝わり、その後18世紀の幕末期に西洋種が長崎に渡ってきました。現在、流通しているのは、ほとんどが西洋種で、中でも「五寸にんじん」という品種を主流として、その他数種類の品種が出回っています。東洋種は「金時にんじん」という品種が、関西以西で流通するにとどまっています。西洋種は日本各地で栽培され、春夏にんじんは、徳島、千葉、青森、愛知などで、秋にんじんは北海道、青森などで、冬にんじんは、千葉、茨城、愛知などで、というふうに一年を通じて収穫されています。そのため、旬はわかりにくくなっていますが、本来は冷涼性の野菜ですので、しいて言えば11〜12月ごろの晩秋から冬にかけての時期が旬になります。 栄養成分では、何といってもカロテンが豊富に含まれているのが特徴で、皮膚や粘膜を強くし、免疫力を高めますので、これからの季節、カゼなどの予防に効果が期待されます。また、カロテンはガンや心臓病、動脈硬化などにも効果があるといわれています。 今日の給食では、だいこんとこんにゃくの煮ものに使用しています。 ※あさって11/4(水)は、マーボー丼がありますので、スプーンのご用意をよろしくお願いします。 |