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本日の献立/10月5日(月)

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献立名 ・揚げ鮪のきのこあんかけ
    ・一口がんもと野菜の煮もの
    ・きんぴらごぼう
    ・もやしの甘酢あえ
    ・すまし汁
    ・ごはん・牛乳
栄養価 エネルギー 806kcal、たんぱく質32.8g、脂質 19.0g

☆鮪(まぐろ)☆
 一般にマグロというのはマグロ属の魚の総称で、サバ科の仲間になり、大型サバ型魚類とも呼ばれます。マグロの仲間は、代表的な回遊魚で、索餌(さくじ)、産卵、越冬のために熱帯域から温帯域、外洋部から沿岸部へと広範囲に移動します。紡錘形の体形は海洋を高速で移動するのに適しています。国内で消費される主なマグロは、背側が黒いクロマグロ、体側とヒレが黄色いキハダ、目が大きいメバチ、鬢(びん:胸ビレ)が長いビンナガ、尾柄部が長いコシナガ、南半球にのみ生息するミナミマグロなどで、それぞれ、特徴をとらえた名がつけられています。マグロの食用の歴史は古く、縄文、弥生時代の貝塚からもその骨が出土しています。しかし、江戸時代初期までは、味の良くない魚とされ、一般に広く食べられるようになったのは、後期になってからのようです。当時は肉を醤油につけて保存したことから「づけ」というすし用語ができたそうです。また、今では、脂身(トロ)が高級とされていますが、昭和初期までは、赤身の方が上物とされていました。
 マグロ類は、代表的な赤身魚で、たんぱく質が25%以上含まれ、生鮮食品中では最高ランクです。血合肉の部分は、味が良くないので、捨てられたり、ペットフードの原料にされたりしますが、ビタミン、鉄、タウリン、EPA、DHAなどが豊富に含まれています。冷凍や養殖による流通が多く、季節感があまり感じられませんが、国産天然物では、脂がのっておいしくなる10月ごろから冬場にかけてが旬になります。
 今日の給食では、から揚げにしたマグロに、きのこの入ったあんをかけています。

本日の献立/10月2日(金)

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献立名 ・中華丼
    ・ニラたま
    ・れんこんと枝豆の炒めもの
    ・三度豆のピリ辛あえ
    ・ピオーネ
    ・牛乳
栄養価 エネルギー 812kcal、たんぱく質35.1g、脂質 23.9g

☆椎茸(しいたけ)☆
 シイタケは、食用にされた歴史も古く、中国の南部が最初ではないかと言われています。日本で食用にされ始めたのは室町時代で、本格的な栽培が始まったのは江戸時代になってからだと考えられています。当時は、干しシイタケとして流通していたようで、生シイタケが市場に出回り出したのは、1970年代半ばのことです。
 栽培が始まった当初は、シデの木にキズをつけて根元を焼く方法が使われていましたが、その後、シデ、コナラ、クヌギなどの丸太をシイタケが出ている木に並べ、自然に菌が移るのを待つ方法が広がりました。江戸時代の末期には、なたで傷をつけて菌を摂取する「なた目法」が現在の静岡や大分の一部で普及しました。明治に入ってさらに研究が進み、人工的に原木に菌を打ち込む方法が広がり、現在は、クヌギ、コナラなどの細い丸太に小さな穴をあけて、菌を植えつける「原木栽培」や、その後開発された「菌床栽培」が使われています。菌床栽培は、のこ屑とふすま、米ぬかなどの材料を混合して、通気孔のある袋に詰めて殺菌した後、菌を植えて培養するもので、今では、工場生産ができるので、こちらの方が広く普及しています。
 生しいたけは、そのまま焼いたり、鍋物や汁もの、てんぷらなどに、干しシイタケは、乾燥させることで、細胞が壊れ、うま味成分が多く出るため、うま味を利用して、煮ものやすしの具などに利用されます。
 今日の給食では、「干ししいたけ」を中華丼の具に使っています。

※中華丼の具は、これまでおかず容器で配食していましたが、今回は保温食缶で配送しています。

本日の献立/10月1日(木)

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献立名 ・鶏肉の竜田揚げ
    ・一口ごぼう天とじゃがいもの煮もの
    ・焼きかぼちゃ
    ・昆布の佃煮
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 839kcal、たんぱく質31.8g、脂質 20.1g

☆昆布(こんぶ)☆
 コンブは、「延喜式(えんぎしき・927年)」には、最も幅広い海藻であることから「広布(ひろめ)」と記載され、また蝦夷地で収穫され、陸奥国から代々の朝廷に貢納されたことから「夷布(えびすめ)」とも呼ばれていました。万葉仮名では、それぞれ「比呂米」、「衣比須女」とも書きます。鎌倉時代には、北海道産品を松前から小浜や敦賀を経て京都へ運ぶ西廻航路、1710年ごろからは、下関、瀬戸内を経て大阪へ運ぶ北廻航路が開かれてコンブの利用が高まりました。今でも北海道が主産地ですが、問屋や加工場は大阪、若狭、京都など関西が中心となっています。
 コンブの仲間はおよそ40種類程度ありますが、そのうち、食用にされるのは、十数種で、中でもマコンブ、リシリコンブ、オニコンブ、ミツイシコンブ、ナガコンブ、ホソメコンブなどが主に利用されています。それぞれ寿命は1〜3年で、数mから数十mに達し、主に2年目に成長した部分(二年体)を収穫するそうです。収穫は、二年体が十分成長する7月中旬〜9月上旬にかけて集中的に行われます。現在では、養殖も行なわれ、北海道以外でも収穫されています。
 コンブの用途は広く、食用としては、とろろ昆布、佃煮、煮もの、菓子類などにされ、また、日本特有の利用法として、「出汁(だし)」に使われます。食用以外では、アルギン酸、ヨードなど医薬品や工業用品としての利用もあります。
 今日の給食では、本校ホームページで6/15に紹介した「佃煮」にしています。

※明日(10/2)は、中華丼があり、深皿で食べるようになっていますので、スプーンのご準備をよろしくお願いします。

本日の献立/9月30日(水)

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献立名 ・サーモンフライ
    ・ウインナーと野菜のケチャップ煮
    ・きゅうりのサラダ
    ・焼きグリーンアスパラガス
    ・カレースープ
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 858kcal、たんぱく質26.5g、脂質 28.2g

☆トマト加工品(トマトピューレ、ケチャップ)☆
 トマトは、ペルーからエクアドルにかけてのアンデス地方が原産とされ、16世紀初め、ヨーロッパに観賞用として伝わりました。その後、18世紀になってイタリア人により食用化され、加工食品への利用も18世紀の終わりごろには行われるようになりました。
 生食用のトマトは、ピンク(桃色)系の品種が中心ですが、加工用には、赤色系のものが使われます。また、トマト加工品には、完熟のトマトが使用されることから、栄養面でも優れた部分があり、βカロテンなどトマトの栄養成分が豊富に含まれています。
 トマトピューレは、完熟したトマトを粉砕して加熱し、裏ごしして皮や種子を除いて2.5〜3倍に濃縮したものです。調味はしていないので、トマト料理のベースや各種トマト加工品の原料に使われます。
 トマトケチャップは、トマトピューレに塩、砂糖、酢、ニンニク、タマネギ、香辛料などで味つけしたもので、新大陸アメリカに渡った移民たちが作っていたのが始まりとされています。当時は、甘みや酸味は少なく、防腐用に酢が加えられていたそうです。19世紀半ばごろからは砂糖を加えることが定着し、保存性も高まったようです。日本で初めて作られたのは、1896(明治29)年、清水屋というメーカーによるものとされ、その後1903(明治36)年、大手メーカーがトマトピューレを製造し、1908(明治41)年に現在のトマトケチャップの基本を製造しました。日本のトマトケチャップは、独特の製造方法が用いられ、海外の技術を使わずに作られたそうです。
 今日の給食では、ケチャップ煮の材料として、トマトピューレとトマトケチャップを使っています。

大阪府育英会奨学金について

 先週の金曜日に「大阪府育英会奨学金・入学時増額奨学金」のしおりを配布しました。貸付金を希望されるご家庭は、奨学金係(浮田先生)までご連絡ください。申込書類をお渡しします。
 「入学時増額奨学金」はこの時期しか申し込みが出来ません。今の時点で「公立・私立」の専願併願が決まっていない場合、国公立5万円・私立25万円を上限に申し込めば、進路決定してからの辞退は可能です。ご不明な点がありましたら、係までご連絡ください。
 申し込みの校内締め切りは10月6日(火)となっています。関係書類の入手手続きも必要なので早めに申込書類をお受け取りください。
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