5・6年生の取組 みんなで考える「いじめ」(パート1)
新学期がスタートして2日めの8月28日(金)、大阪弁護士会所属、えびす法律事務所の弁護士、小西智子先生をゲストティーチャーにお迎えして、5・6年生の子どもたちを対象に、特別授業「みんなで考える『いじめ』」を実施しました。
校長先生が小西先生を紹介し、さっそく授業開始です。 1.弁護士バッジには何が描かれているの? 先生が持っている弁護士バッジ(正式には「弁護士記章」と言います)には、外側には「ひまわり」、内側には「てんびん(はかり)」がデザインされています。「ひまわり」は自由と正義を、「てんびん」は公正と平等を追い求めることを表しています。 2.弁護士はどんな仕事をしているの? 弁護士の仕事って裁判だけではなくて、いじめの相談を受けることもあります。また先生は少年事件を担当することが多くあるとのことでした。 おもな少年事件 … 傷害、暴行、窃盗(万引き、自転車盗)、強要など 3.なぜ、これらは犯罪なのでしょうか? 法律に違反していることはもちろんですが、これらすべてが相手の人の心を苦しめるものです。すなわち、「人権侵害」になるからです。 4.「いじめ」にはどんな行為がありますか? なぐる・けるなどの暴力 暴言や悪口 さける・無視するなど こういうことをされて平気な人はいません。全員が「いやだ」と答えました。すなわちこの「いじめ」という行為も人権侵害にあたるのです。 ここからは、子どもたちが実際にみんなの前で演じてみました。(以下続く) 5・6年生の取組 みんなで考える「いじめ」(パート2)→ これはけんかだと思う。Bさんは対等な立場で言い返しているから AさんはCさんをいじめている? → これはいじめだと思う。Cさんは泣いている。 AさんはDさんをいじめている? → わからない。笑っている… Dさんは、どうして笑っているのでしょうか? → 相手を馬鹿にしてあおっているのではないか。 → 自分が傷ついているのを相手にさとられないようにごまかしているのではないか。 そうですね。笑っているのは喜んでいるわけではなく、傷ついていることを隠そうとしているのでしょうね。 B・C・Dの役をやってくれた人、言われてどんな気持ちがしましたか? → いやな気持ちになった。今は、セリフがあったから言い返すことができたけれど、実際には無理だと思った。 5・6年生の取組 みんなで考える「いじめ」(パート3)→ 「いやだ」「こわい」「学校にいけない」 5・6年生の取組 みんなで考える「いじめ」(パート4)(技をかけられた人に)「どんな気持ちがしましたか?」 → いやだった。とめてほしかった。 5・6年生の取組 みんなで考える「いじめ」(パート5)Dの「見ている人」が「止める人」=仲裁者になれればよいのです。 しかし、現実には、止めるのはすごくこわいと思います。なぜなら、その結果、今度は自分がやられるかもしれないと思うからです。 では、どうやったら仲裁者になれるでしょうか? → 二人以上で止めればいいのではないか。先生に言ったらいいのではないか。 |