「熊野街道」阿倍野から学校まで(1)
今日2日(土)、あまりに天気がいいので、阿倍野ハルカス前から「熊野街道」を通って歩いて学校まで行くことにしました。
この「熊野街道」は、大阪市の史跡街道ウオーキングマップにも紹介され、ちょうど墨江丘中学校もこの街道沿いにあります。 阿倍野から阪堺線に沿って歩くと、阿倍野区松虫の交差点の南側に街道の入り口が見えてきます。 そこから、数百メートルののところに、昔の旅の目安となっていて、現存する「阿倍王子神社」の前に出ます。 この辺りから、街道の雰囲気が漂う街並みが始まります。 「熊野街道」阿倍野から学校まで(2)
この「熊野街道」というのは、大阪の「八軒家(天満橋)」から和歌山県熊野三山、熊野神宮へ通じる300キロ余りの信仰の道です。
*都のあった平安時代、京都から天満橋までは船を利用したそうです。 途中99カ所の神社があり、それを「王子」と呼んだそうです。 いったん帝塚山で阪堺線(チンチン電車)沿いに歩くと、また街道の街並みに戻ります。 途中、昔の面影を残すお味噌屋さんやパン屋さんも見られます。 「熊野街道」阿倍野から学校まで(3)
そして、そのお味噌屋さんを過ぎるあたりから、本校の校区に入ってきます。
やがて、創立140年余りの「墨江小学校」の前を通り、中学校に到着します。 阿部野(天王寺)から4キロ余り、小1時間の道のりでした。 こうやって実際に歩いてみますと、平安、室町、鎌倉とタイムスリップしたような気分にもなります。 ぜひ、この続きの、住吉〜堺〜和泉〜和歌山へと歩いてみたいと思いました。 しかし、昔の人はよく歩いたものですね。 「熊野街道」阿倍野から学校まで(4)
史跡街道になっていますので、現在では、こんな標識や石碑が途中に見られます。
季節暦「八十八夜と立夏」
今日5月2日は暦の「八十八夜」となっています。
立春から八十八日目、天候が安定し、農業に適することから昔から農家にとっては一つの大きな区切りになっています。 この時季に摘まれる新茶は特に美味しいことから歌の「茶摘み」にも「♪夏も近づく八十八夜と...♪」と歌詞として出てきます。 この後、5月6日には「立夏」を迎え、いよいよ夏シーズンに入ってきます。 農作業も田植えなどが、本格化します。校区、住吉大社でも6月には「御田植神事」も行われます。 学校園でも、緑がいっそう鮮やかになり、バラが咲き、ツツジが満開となっています。 |
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