本日の献立/2月10日(水)・赤平天とだいこんの煮もの ・れんこんのそぼろ炒め ・きゅうりの酢のもの ・みそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 782kcal、たんぱく質 36.3g、脂質 15.6g ☆みそ(味噌)☆ みその歴史については、9/11に紹介しましたので、今回はみその分類や特性について紹介します。 みそは日本の気候・風土に左右されながら、各地方でそれぞれ独特の味が作られてきました。そのため、種類が多く、麹の原料だけでなく、味、色、形状などでさまざまに分けられます。まず麹の原料による分類では、米みそ、麦みそ、豆みそに分けられます。そして米みそは、甘みそ、甘口みそ、辛口みそに分類され、さらに、甘みそは白と赤に、甘口と辛口は、淡色と赤に分けられます。麦みそは、甘口と辛口に分けられ、豆みそは辛口となります。産地の傾向をみると、辛口の米みそは、北海道や東北地方から静岡あたりまでで、愛知、岐阜、三重では辛口の豆みそとなります。この地域から西の方面へ行くと再び米みそとなりますが、関西や瀬戸内海沿岸では、甘みそが多くなります。さらに西に向かい九州に入ると麦みその地域となってきます。 このようにみそには多くの種類がありますが、甘味、辛味、酸味、苦味、うま味が調和した調味料で、魚や肉のにおい消しに使われたり、抗酸化作用が強いため肉や魚の保存などに使われたりするなど、日本の料理には欠かせないものとなっています。さらに、原料に大豆が使われるので、大豆たんぱく質や大豆サポニン、イソフラボン、食物繊維、大豆レシチンなどを含み、また、カリウムやマグネシウムなどのミネラル、ビタミンB群なども含み、味だけでなく、その成分においても優れたものとなっています。給食でもよく使用していますが、今日はみそ汁として使っています。 ※2/12(金)は、マラソン大会のため、1・2年生は給食中止となりますので、3年生のみの実施となります。また、献立にクリームシチューがありますので、3年生で給食を選択している場合は、スプーンのご用意をよろしくお願いします。 本日の献立/2月9日(火)・ツナと野菜の炒めもの ・水菜とはくさの煮びたし ・パインアップル(缶詰) ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 815kcal、たんぱく質 25.5g、脂質 24.8g ☆はくさい(白菜)☆ ハクサイは、アブラナの仲間の野菜で、ダイコンやキャベツとともに、日本の主要な野菜の一つです。中国が原産で、かなり古くから使われていたように思われがちですが、はじめて日本へ伝わったのは、明治8年(1875年)です。その後、日清戦争(1894〜1895)や日露戦争(1904〜1905)に参加した兵士たちが、優秀な野菜であるとして、持ち帰ったことが、日本各地で栽培されるきっかけとなったそうです。年中出荷されますが、冬が旬の野菜で、とくに12〜2月ごろがおいしく、鍋料理には欠かせない野菜となっています。また、煮ものだけでなく、漬物や炒めものなど様々な料理に使用されています。ビタミンCを多く含むので、かぜをひきやすい冬の季節にはちょうど良い食品です。その他、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、食物繊維など、いろいろな栄養素をほどよく含んでいます。 今日の給食では、水菜とともに煮びたしとして使っています。 ※明日(2/10)は、私学入試のため、3年生は給食中止となりますので、1・2年生のみの実施になります。 本日の献立/2月8日(月)・筑前煮 ・ほうれん草ともやしのごまあえ ・さつまいもの甘煮 ・すまし汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 825kcal、たんぱく質 34.0g、脂質 21.2g ☆ゆば(湯葉)☆ ユバは、豆腐やみそのように大豆から作られる加工品のひとつで、鎌倉時代に中国から僧侶によって伝えられ、お寺を中心に発達しました。中国では「豆油皮(トウユーピー)」、「豆腐皮(トウフーピー)」、「腐竹(フーチュー)」などと呼ばれるそうです。江戸時代には巻き湯葉や糸巻き湯葉などの加工湯葉もつくられるようになりました。現在では京都や日光が名産地となっています。 作り方は、大豆を水につけて柔らかくし、これに水を加えながらすりつぶしてしぼると、「豆乳」ができます。これを固めると豆腐となりますが、この豆乳を80度くらいに温めると表面に薄い膜ができます。ちょうど牛乳を温めた時にできる膜のようなもので、この膜をすくい上げたものが「湯葉(湯波とも書く)」となります。この中には、豆乳中のたんぱく質や脂肪、炭水化物などが取り込まれており、最初の10枚くらいがおいしいユバになるそうです。これを生のまま食べるものは「生湯葉」、乾燥させたものは「干し湯葉」といいます。独特の歯触りと淡白な味が特徴で、できたてのものは、そのまま生でも食べることができ、干したものは、汁物や煮もの、揚げもの、蒸しもの、鍋料理など、日本料理では、様々な料理に使われます。 今日の給食では、すまし汁の具に使っています。 修学旅行事前学習(長崎県)・長崎への原爆投下、平和について ・軍艦島および文化について ・長崎の食べ物について ・土産物や名物・名産について ・しおりの表紙制作、ファイルの使用・活用について 写真は、長崎ちゃんぽんを調理し、試食している様子とインターネットで調べ学習をしている様子です。生徒達は長崎ちゃんぽんの出来栄えに「とても美味しいです」と舌鼓をうっていました。 本日の献立/2月5日(金)・ミンチカツ ・だいこんのサラダ ・みかん ・牛乳 栄養価 エネルギー 840kcal、たんぱく質 29.1g、脂質 24.8g ☆だいこん(大根)☆ ダイコンはかなり古くから栽培されていたアブラナ科の野菜で、4500年以上前に建てられたピラミッドにもダイコンの記述があるそうです。日本でも「日本書紀(720年)」などにも記載されており、たいへん古くから栽培され、また、春の七草のひとつ「すずしろ」としても親しまれてきました。今では日本を代表する野菜であり、明治以来(実際は江戸時代のころから)、その生産量は第一位となっています。品種改良もされ、日本各地でそれぞれ特有の品種が栽培されていましたが、1970年代になって、みずみずしくて甘みが多く、辛味の少ない「青首だいこん」に人気が集中しました。そのため、現在では、漬物用などを除いて、栽培されているもののほとんどが、この青首だいこんとなっています。旬は、作型が、秋ダイコン、冬ダイコン、春ダイコン、夏ダイコンに分けられて栽培されているため、特定しにくいですが、さらに辛味の少ない11月〜3月のものが好まれています。 ダイコンの特徴としては、根の部分(白い部分)には、アミラーゼ(ジアスターゼともいう)、プロテアーゼ、リパーゼなどの消化酵素が多く含まれています。そして、アミラーゼはでんぷん、プロテアーゼはたんぱく質、リパーゼは脂肪、というようにそれぞれの消化を助ける働きがあり、胃腸の調子を整え、消化吸収を促す効果があります。ただし、加熱すると効果が弱くなるので、ダイコンおろしなどにして食べるのはとても効果的です。また、最近では食べることは少なくなりましたが、葉の方は、緑黄色野菜として、カロテンやビタミンC、カルシウムなども豊富に含んでいます。 今日の給食では、サラダとして使っています。 |