林間学習(2日目)その12・・・鉢伏山登山(その後)
山頂で、子ども達が高原を見下ろしている姿をとらえています。しかし、空は、分厚い雲でおおわれています。山の天気はあっという間に変わっていくことを実感できます。
この後は、山を下ります。しかし、ここに落とし穴があります。子ども達は、登りとはちがって、どんどん山道をかけおりていきます。すると、どんどんひざに体重がかかってしまい、ふもとに着く頃には、ひざがいたくなってしまう子どもが出てきます。また、せっかく登ってきたパノラマの風景も時間とともに、見慣れた風景に戻ってしまいます。 例年、この時期、山頂には、赤トンボが飛んでいます。大阪市内で赤トンボを見かけるのは秋です。夏場は、高い山の気温が低い場所に生息しています。そして、市街地へは気温が低くなったとろに、飛んでいきます。ハチ高原の赤トンボは、人に対する警戒心がないのか、すぐに体の一部にとまってきます。今年は、山頂で、赤トンボを見ることができたのでしょうか? 宿舎にもどると、よく冷えたスイカが待っていました。ここでは、スイカの種を宿舎前の広場にそのまま捨てるんです。大阪では、こんな豪快な食べ方できませんね。 林間学習(2日目)その11・・・鉢伏山登山(2)
いよいよ山頂に向かって再出発です。元気な子ども達が、歌を歌いながら歩いていたのですが、少しバテてきたようでした。しんどくなっても、ふと目を下に向けると、美しい高原の景色が広がってきます。そして、目指す頂上も見えてきました。
しかし、最後の30分ほどは、子ども達の目の前に、壁のように立ちはだかる急な山道がふさいでいます。多くの子ども達が弱音をはきそうになりながらも、周りからの励ましで、全員が無事に山頂に着くことができました。しんどかった山道を思い出すと、山頂から広がる大パノラマに感動してしまいます。思わず、「ヤッホーッ」とさけんだ子ども達がいたことでしょう。 (この日、宿舎の方の話では、山の天候が悪くなるかもしれないということで、少し早めに、出発しました。空が少しどんよりとしています。山の天候はかわりやすいので、地元の方の意見がたいへん重要なアドバイスになります。) 林間学習(2日目)その10・・・鉢伏山登山(1)
いよいよ鉢伏山への登山です。この山は、もともと火山のため、火山灰土壌です。そのため、背の高い木は生えていないので、山登りの最中は、常に日差しが当たり、体力が奪われてしまいます。逆に雨が降ると、土壌がすべりやすくなって、足元が不安定になります。
子ども達は、ナップザックに水筒、タオル、雨具、あめ等を入れて集合しました。先生から、山登りのときの注意することをしっかり聞きました。そして、いよいよ出発です。遥か向こうの山頂に全員がたどりつくことができるでしょうか。 途中、高原の半ばで、腰を下ろして、休憩タイムです。歩いてきた道のりを振り返ると、宿舎がもう小さくなっていました。 林間学習(2日目)その9・・・朝食タイム
ハチ高原に来て、3度目の食事になります。食事係の子どもが、1日目を振り返っての思い出を発表しました。ほとんどの子どもが、キャンプファイヤーのことを挙げていました。「ファイヤーの火が、だんだん小さくなっていくのを見て、さみしくなった。」という感想を話した子どもが印象的でした。
さあ、この後、鉢伏山への登山をひかえています。しっかりと食べて、元気パワーを補充できたかな・・・・・。 林間学習(2日目)その8・・・朝のつどい
1日目の夜は、リーダー会議の後、午後10時に消灯となりました。消灯後、30分後には、ほとんどの子ども達が、眠っていたようです。1日目の活動で疲れたのでしょう。
そして、いよいよ2日目のスタートです。朝の4時頃の高原の朝は、とにかく冷えます。一方、子ども達の部屋をのぞいてみると、ふとんを蹴り飛ばしていることが多いです。そっと、布団をかけてあげることもあります。 午前6時に起床の後、宿舎前に集合して、午前6時半から「朝のつどい」です。校長先生が「目を閉じて、(五感をはたらかせて)大阪との違いを感じてみましょう。」と話されました。子ども達からは、「鳥の声が聞こえる。」「大阪よりすずしい。」などの声が聞こえました。 その後、広がってラジオ体操をしました。きっと、体の1つ1つの細胞に高原の新鮮な空気が取り込まれていることでしょう。(宿舎前の広場は、きれいに聖地された場所ではありません。だから、広がった場所は、少し斜めになっていたり、でこぼこしていたりするので、体操中、バランスを崩すこともあります。) |
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