本日の献立/10月15日(木)・鮭のしょうゆ風味焼き ・れんこんのきんぴら ・おおさかしろなの磯辺あえ ・ごはん・牛乳 栄養価 エネルギー 854kcal、たんぱく質40.0g、脂質 23.0g ☆おおさかしろな(大阪白菜)☆ オオサカシロナは、結球しないハクサイ群とタイサイ(体菜)群が、徳川時代に自然交雑してできた品種であるといわれており、栽培もそのころから行われていたようです。別名「天満菜(てんまな)」とも呼ばれていますが、これは、明治時代に天満市場(1772開設)のある天満橋付近が栽培の中心であったことによります。そして、明治の終わりごろから東淀川、城東、住吉などに栽培が広がり、現在も大阪が主な生産地であるため、今では「大阪白菜(おおさかしろな)」と呼ばれています。 栽培期間が短く、一年を通して栽培が可能なので、旬の時期というのはあまり感じられませんが、どちらかというと、冬場の方が肉厚で、甘みもあっておいしいといわれます。 栄養面では、カリウム、カルシウム、鉄などの無機質、βカロテン、ビタミンB群、ビタミンCなど様々な栄養素が含まれ、栄養価の高い野菜です。味にくせがなく、あえもの、煮びたし、煮もの、汁もの、漬物など様々な料理に使われており、大阪周辺では重要な野菜として利用されてきました。今では、大阪府、大阪市ともに「なにわの伝統野菜」として認定されています。 今日の給食では、おひたしにしたものに、きざみのりをかけて、磯辺あえとして使っています。 ※明日(10/16)は、クリームシチューがありますので、スプーンのご用意をよろしくお願いします。 本日の献立/10月13日(火)・いかと野菜のうま煮 ・焼きさつまいも ・だいこんの甘酢あえ ・ごはん・牛乳 栄養価 エネルギー 809kcal、たんぱく質34.4g、脂質 20.8g ☆いか(烏賊)☆ イカは、タコとともによく発達した脳と精巧で大きな目をもっており、高度に分化した軟体動物です。イカには多くの種類があり、約450種類が世界中の海に分布しています。日本近海でも、約90種類以上が生息しており、魚類に次いで重要な水産資源となっています。大きく分けると、ずんぐりした形で、甲(貝殻)をもった甲イカと、細長い形の筒イカに分けられます。甲イカの甲は、貝殻の名残で、もとは貝の仲間であったという証しであり、また、浮きの役割ももっています。イカと呼ばれるのは、釣り上げた際につかもうとすると逆に襲いかかってくることもあり、その様子が、怒っているように見えるので、「怒り(いかり)」からきているという説があります。また、漢字で「烏賊」と書くのは、イカが死んだふりをして水面に浮かび、カラス(烏)がつつこうとしたところを逆に巻き付いて餌食にするということから「カラスを賊する」という意味で、この漢字が当てられたそうです。 イカの肉は魚肉とあまり変わらず、たんぱく質も良質です。食感は固いですが、生肉で比較すると消化率は魚肉とほぼ同じです。その他の成分では、イカの肉にはコレステロールが多いですが、逆に血中コレステロールを下げる効果のあるタウリンも多く含んでいます。 一般的に鮮度の良いものは、刺身やすしなど、生食に利用されます。その他、天ぷら、煮つけ、焼きもの、あえもの、蒸しもの、フライなど様々な料理に利用されています。加工品としても、するめ、さきいか、燻製、塩辛、缶詰など多くの加工品があります。 今日の給食では、いかと野菜のうま煮として使っています。 ※明日(10/14)は、給食はありません。15(木)、16(金)は、通常通り実施します。 本日の献立/10月9日(金)・ボイル枝豆 ・れんこんのフライ ・キャベツのピクルス ・みかん ・牛乳 栄養価 エネルギー 873kcal、たんぱく質29.5g、脂質 25.7g ☆帆立貝(ほたてがい)☆ ホタテ貝は、千島列島、サハリン、北海道、本州北部、朝鮮半島北部などの水深10〜60mの海底に生息している扇形をした二枚貝です。殻の開閉によってある程度泳いで移動することができます。この行動は、危険を感じた時などに起こすもので、一晩に数百メートル移動したという報告もあります。この移動する習性から、殻を帆のように立てて海上を移動しているのではないかと考えられていたため「帆立貝」と呼ばれるようになったようです。 昭和40〜50年くらいまでは、高価な貝でしたが、養殖技術が進んだため、価格が下がり、今では購入しやすくなりました。殻の中身全体を食用にしますが、時期により内臓に麻痺性の貝毒が存在することがあります。成分としては、グリシン、アラニン、グルタミン酸などの遊離アミノ酸、イノシン酸などのうまみ成分が豊富に含まれています。その他、細胞や組織の代謝を活発にし、抜け毛や肌荒れを防ぐといわれる亜鉛も豊富に含まれています。旬は、10月から冬場にかけてですが、貝柱の部分は、冷凍しても品質や味が落ちないので、年中出荷されています。主に貝柱を生食や調理に利用され、その周りの部分も「ひも」といって食用にされます。貝柱は甘味があり、刺身、すし、しょうゆ焼き、バター焼き、フライなどの料理に使われます。また、干物や水煮缶詰、燻製など加工品としても利用されます。 今日の給食では「シーフードカレーライス」の具に使っています。 本日の献立/10月8日(木)・ボイルブロッコリー ・高野どうふの含め煮 ・こんにゃくの甘辛炒め ・だいこんの柚子の香あえ ・ごはん・牛乳 栄養価 エネルギー 780kcal、たんぱく質29.5g、脂質 24.8g ☆秋刀魚(さんま)☆ 日本で食用とされるサンマは、主に北太平洋と日本海でとれる種類で、北太平洋サンマと呼ばれています。地方によっても多くの呼び名があり、新潟ではバンジョウ、和歌山ではサイラ、三重ではカド、長崎ではセイラ、サザなどと呼ばれているそうです。また、サンマは100%が天然で国産という今の食糧事情では珍しい魚です。 暑い時期は、日本より北の海を回遊していますが、秋になると産卵のため、だんだん南に下りてきて、10月ごろになると、三陸沖(東北地方の太平洋側)や房総沖(茨城県の辺り)を回遊します。そして、ちょうどこのころになると脂がのっておいしい時期となります。大きさは30〜40cmで、体は細く口先の方がとがっていて、刀のような形をしています。そして、秋においしいことから漢字では「秋刀魚」の字があてられました。しかし、もともとは細い体つきから「狭真魚(さまな)」とされていたものが、サンマに変化したようです。 栄養成分については、血の循環をよくしたり、貧血を予防したりするビタミンB12が他の魚の約3倍も含まれているのが特徴です。また、サバやイワシなどのように、血液をサラサラにするといわれるEPA、脳の働きをよくするといわれるDHA、その他ビタミンA・B2・D・E、鉄、カルシウムなども多く含まれています。 今日の給食では「さんしょう焼き」にしています。 ※明日(10/9)は、シーフードカレーライスがありますので、スプーンのご用意をよろしくお願いします。 本日の献立/10月7日(水)・ちくわと野菜の炒めもの ・かぼちゃの煮もの ・三度豆のごまあえ ・すまし汁 ・ごはん・牛乳 栄養価 エネルギー 824kcal、たんぱく質35.9g、脂質 25.3g ☆ごま(胡麻)☆ ゴマは、9/14に「ごま油」の部分で少し紹介しましたが、アフリカ南西部が原産とされています。草丈は1m前後の一年草で、種子の色により、黒ゴマ、白ごま、黄ゴマ、茶ゴマなどに分けられます。昔から「不老長寿の薬」などともいわれ、リノール酸やオレイン酸、たんぱく質、ビタミンE・B群、カルシウム、鉄などの栄養成分を豊富に含んでいます。中でも脂質に含まれるセサミンという成分には、強い抗酸化作用があるとして注目され、老化防止、肝機能の改善、悪玉コレステロールを低下させることによる動脈硬化の防止、血圧を下げるなどの効果が期待されています。ただし、この栄養成分をしっかりとるためには、かたい皮を割って食べることが必要です。そのため、すり鉢などで、すりつぶして使用することが多いです。また、すりつぶすことによってよい香りも得られ、ごまみそ、ごまじょうゆ、ごま酢など、調味料に加えたり、お茶漬け、おひたしなどの料理にふりかけたりします。その他、ごま豆腐や菓子の材料などにも使われます。市販しているものには、炒ってある「いりごま」、それをすってある「すりごま」、いりごまの皮を除いた「むきごま」、むきごまをペースト状にした「練りごま」などがあります。 今日の給食では、「三度豆のごまあえ」に練りごまといりごまを使っています。 |