失敗しても努力をつづける心--校長講話-----スウェーデンのストックホルム。明日はノーベル賞の授賞式です。日本からは北里大学の大村智(おおむら さとし)特別名誉教授が医学・生理学賞の式にのぞみます。大村教授が発見した「エバーメクチン」という化合物を元にした寄生虫駆除の薬が、アフリカの寄生虫を原因とする風土病に劇的な効果を発揮し、およそ2億人の人がこの病気による失明から救われたということです。たくさんの人々の人生を変えた「奇跡の薬」です。その大村教授は、記者会見の中で次のような内容の言葉を述べられたそうです。 「成功した者はあまり失敗を語らないものだが、私は人の3倍も失敗している。しかし、失敗しても熱意と信念を持ち、研究活動をつづけた。そのことが『幸運にもたまたま』成果に結びついた。」 ---大村教授と私たちを同じように語ることはできません。『幸運にもたまたま』であろうはずもないのですから。しかし、この言葉は、日頃、多くの失敗に心が折れそうになる私たちに勇気をあたえてくれます。失敗しても失敗しても前向きな努力をつづける心。それはすべての人にとって、幸福を手にするために、大切な心なのではないでしょうか。 「けいはつ地域スポーツ交流会」スポーツ交流に親子連れの幼児や小学生、中学生なども次々訪れ、体育館では、子どもたちが記録カードを持って、「のの字さがし」「豆つかみ」「カップスタックス」「早回しとび」「洗面器お手玉なげ」など、各コーナーを回りました。参加の子どもたちは真剣な表情で頑張っていました。PTA役員の方々も、各コーナーでお手伝いをされていました。運動場では「グラウンドゴルフ」などを楽しみ、笑い声が校舎に響きました。とても素敵な1日になったと思います。 球技大会<中学校>むくのき学園は土曜授業で、中学校では2・3限目に球技大会が実施されました。競技内容は「男女混合でのドッジボール」。最初は寒さに辛そうだった生徒たちですが、クラス対抗ということもあり、いつしか寒さを忘れるほど真剣にボールに集中し、応援する生徒の声も青空に響きわたっていました。総合優勝は9年1組でしたが、優勝できなかったクラスの生徒たちも含め、全学年が一つの行事に取組み、学校・学年・クラスが一致団結し、協力することの大切さや素晴らしさを学んだと思います。 児童朝会のようすまた、保健委員会より「睡眠の大切さ」についてお話がありました。寝る前にパソコンやスマートフォンから出ている「ブルーライト」を見ると寝つきが悪くなることや、「睡眠時間と学力」、「カルシウムと睡眠」の関係について、スライドを交えて詳しく説明してくれました。 最後になかよし委員会から、あいさつの取組みについてのお話もあり、盛りだくさんで中身の濃い児童朝会でした。 「障がい者週間」の取り組みを行いました<中学校>8年生では、東淀川区社会福祉協議会の方々による「認知症」についての講演を受けました。寸劇形式で、認知症の方への対応の良い例、悪い例をわかりやすく演じていただき、対応の心得を学習しました。むくのき学園では、障がいがあっても無くても区別されることなく、共に気持ちよく生活できる社会を目指す教育を進めていきます。 |