第55回「3000人の吹奏楽」開催大阪市春季総体「相撲の部」その8本校にも、過去には相撲部、相撲場があり強豪校として名をはせた時代があったそうです。 「教科書採択アンケート」にご協力を!生徒会「校内緑化運動」「避難訓練・防災訓練」その1【東日本大震災から】 海に近く、津波で校舎の3階まで浸水する被害に遭いながら、「釜石の奇跡」と呼ばれ、校内にいた生徒全員が無事に避難した学校があります。 岩手県釜石市の釜石東中学校。教職員や生徒はどう行動したのか。「奇跡を起こした原因は何だったのか?」・・・ある生徒のことばです。 【その前に・・】 東北地方には、「津波てんでんこ」という言い伝えがあるそうです。津波が来たら、てんでばらばらに逃げないと、家族や地域が全滅してしまうという教訓からきています。 津波の度に「家族のきずな」が、かえって災いして一家全滅を招くという不幸な結果が繰り返されてきた、その苦渋に満ちた思いと共に私たち先人が遺してくれた言葉です。 万一、津波が来た時は、家族同士が互いに信じあい「子どもは必ず親が、後から迎えに来てくれると、信頼して逃げる。親は、子どもを迎えに行きたいが、我が子は絶対に逃げてくれると信じて逃げる」 この家族の信頼関係が基盤にある言葉ともいえます。 「釜石の奇跡」と言われた釜石東の生徒達も「親を信じて、自分達の命は自分で守る」と言う信念のもとに、訓練を活かし命を守りとおしました。 【釜石東中生徒のことば】 全員が助かったのは、運が良かっただけじゃないんです。『てんでんこ』で一人一人が自分の命を守るなら、訓練なんていらないじゃないかと言う人がいるかもしれない。 でも、普段の事をしっかりしていたことが、想定外の事に出くわした時に、私たちに実力以上の力を出させたと思います。普段の学校生活でも授業に臨む態度、授業は何のために行われているのかを考え、しっかりとした態度で臨むこと。部活動も同じです。 普段のきっちりした姿勢こそが「いざというとき」に自分の命を守るものです。行事もそうです。その行事は何のためにするのかを考え、それに向けてしっかりと取り組む普段の心構えこそが大切だと実感しました。 さらに大人やお年寄りの話は、しっかりと聞かなくてはならないということも、実感しました。「大人は、私たちの事を思って言ってくれる」「お年寄りは、私たちに知恵を与えてくれる」 私たちは、この震災で経験したことを語り継ぐ大切さを考えています。亡くなられた方のために、同じ悲劇を繰り返さないためにも必要だと思っています。 皆さんも、私たちから聞いたことを、さらに周りの人に語り継いでください。 【普段のしっかりした生活が、私たちに奇跡をもたらしたのです】 |