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3年生家庭科調理実習

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 3年生は、公立高校入試真只中ではありますが、家庭科調理実習で、とても楽しそうにクッキーや蒸しパンなどを作りました。出来上がりを紅茶と一緒にいただきました。

本日の献立/3月1日(火)

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献立名 ・みそカツ
    ・赤平天と野菜の煮もの
    ・キャベツとコーンのサラダ
    ・はくさいとほうれん草のおひたし
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 862kcal、たんぱく質 26.0g、脂質 31.8g

☆こんにゃく(蒟蒻)☆
 コンニャクは、コンニャク芋を原料とした古くからある加工食品です。コンニャク芋はインドシナ半島が原産とされるサトイモ科の植物です。日本へは仏教とともに伝わったといわれますが、縄文時代にサトイモなどとともに渡来したという説もあります。
 コンニャクの葉柄は一本の茎のように1〜2mくらいまで伸び、その上部に葉をつけます。地下にできる球茎(いも)は、冬季に収穫・保存して春に植えつけるということを繰り返し、3〜4年栽培し、300〜400gになったら原料として収穫されます。これを切り干しにして製粉すると、精粉(せいこ)と呼ばれる粉ができます。精粉の主成分はグルコマンナン(コンニャクマンナン)と呼ばれる水溶性食物繊維で、これに水と水酸化カルシウムなどのアルカリを加えると凝固し、不溶性食物繊維となります。この性質を利用した加工食品が、コンニャクということになります。
 コンニャクが、一般的な食品として使われるようになったのは江戸時代で、1700年代後半に精粉の製造法が常陸国(ひたちのくに)・水戸藩の農民により考案され、急速に広まったようです。生芋からつくるコンニャクは皮などがはいって黒っぽくなりますが、精粉を使うと白っぽく仕上がります。西日本では、生芋からの製造が続いていたこともあり、白っぽいコンニャクはあまり好まれないので、昨日紹介したヒジキなどの海藻を加えて黒っぽく仕上げています。
 代表的な低エネルギー食品で、カルシウムや食物繊維を多く含んでいます。コンニャクは昔から「腹の砂をとる」といわれるのは、この食物繊維が腸を刺激し、腸内の有害物質を排泄するためで、この働きにより、便秘や大腸がんなどの予防に役立ちます。また、血糖値やコレステロール値を下げる効果もあるといわれています。
 今日の給食では、煮ものに使っています。

本日の献立/2月29日(月)

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献立名 ・鮪の竜田揚げ
    ・豚肉とじゃがいもの煮もの
    ・おおさかしろなの煮びたし
    ・ひじきの炒め煮
    ・すまし汁
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 801kcal、たんぱく質 33.8g、脂質 19.9g

☆ひじき(鹿尾菜)☆
 ヒジキはおよそ1万年前の縄文時代遺跡からも見つかっており、かなり古くから利用されていたようです。「延喜式(えんぎしき/927年)」や「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう/934年)」には、「鹿尾菜」、「六味菜」の名で記載されているそうです。
 北海道南部から南西諸島にかけて、波の荒い岩礁上の低潮線付近に生える海藻です。夏の終わりから秋にかけて芽を出し、春になると急に伸びだします。夏になると硬くなってしまうので、3〜4月ごろの柔らかいうちに収穫します。生のままでは渋味も多く、有害な成分も含まれるので、鉄の釜を使って、数時間かけて水煮してアクを抜き、乾燥させたものをもう一度水でもどして使います。「生ひじき」として市販されているものもありますが、これは、乾燥したヒジキを蒸したものです。料理をするときは、油を使うと、調味料の吸収がよくなり、風味も増すので、油で炒め、また、うす揚げとともに煮ることが多いです。
 栄養の面では、カルシウム、鉄、カリウム、ヨウ素などのミネラル成分や、食物繊維も豊富に含まれていますので、健康面でもいろいろな期待がもてます。ただし、昔から海藻類を食べると髪の毛が濃くなるといわれていますが、これは言い伝えで、実際にはあまり効果がないようです。
 今日の給食では、炒め煮として使っています。

授業体験

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 今日は、中本小学校と今里小学校の6年生が、英語と数学の授業を受けに来ました。
 4月から受ける中学校の授業を楽しそうに受けていました。

本日の献立/2月26日(金)

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献立名 ・ビーフシチュー、ブロッコリー
    ・グリルチキン
    ・野菜ソテー
    ・いちご
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 793kcal、たんぱく質 32.6g、脂質 21.4g

☆いちご(苺)☆
 イチゴはバラ科の植物で、学問の上では、園芸学等で、スイカやメロンとともに野菜として分類されています。しかし、栄養学の上では、甘さやその特性による食べ方などにより、果実類として分類されています。また、その果実を食べていると思いがちですが、赤くて甘い部分は果実ではなく、「花托(かたく)」と呼ばれる部分で、本来の果実は、小さいつぶつぶの部分となります。
 日本では、平安時代のころからイチゴといわれるものを食べていたようですが、これは今のものとは違った「木イチゴ」を食べていたと考えられています。現在私たちが食べているイチゴは、南アメリカのチリや北アメリカが原産のものが、ヨーロッパに伝わって改良されたものです。これを江戸時代の終わりごろオランダの人が長崎に持ち込み伝えたことから、「オランダイチゴ」とも呼ばれています。
 1960年代までは、5〜6月ごろの春から初夏にかけてが旬の食品でしたが、今では食生活の変化で需要が増加し、ハウス栽培の普及や品種改良によって収穫時期にも変化が起こり、また、クリスマスの需要にも合わせて栽培されるようになりました。そのため、12〜5月に収穫が集中し、とくに3〜4月にピークを迎えるようになりました。
 栄養面では、ビタミンCが豊富に含まれており、10個程度食べると1日の必要量がとれるほどです。ビタミンCには抗酸化作用があり、動脈硬化や脳卒中の予防効果も期待されています。また、カゼなどの病気を予防したり、肌をきれいにしたりする働きもあります。そのほか、赤血球の造成にかかわる葉酸や余分な塩分を排出する効果のあるカリウムなども多く含まれています。

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