テストの点が悪いことから、高校に行くのではなく、違う夢を持とうとする子どもたち。しかし、コンピュータに支配され、夢を持つことに価値がなくなろうとしている世界にやってきた。そんな世界に反発し力をあわせてやっつける子どもたち。夢は自分の力で掴むこと、仲間も応援することを訴えてくれました。

新築、一戸建て、庭付き、亡くした子どもの幽霊つきの話が舞い込んできた家族。でも選択したのは、亡くした子どもの幽霊だけ。家族の絆の大切さを訴えてくれました。やっぱり物ではないですね。

殿の名を受けてアメリカに大砲を買いに行った海舟たち。でも、そこでは自由がありいろんな人が幸せに暮らしている姿があった。大砲より大切なものに気づくサムライたち。
袴も凛々しく、舞台背景の切り替えも素晴らしかったですね。

特攻に散った投手 石丸進一さんの実話をもとにした劇です。
最後の「戦争じゃなく、野球でアメリカと戦いたかった」という台詞にグッとくるものがあります。戦後70年の節目をしっかり感じ入って幸せな世界を築いて行きましょうね。

生まれる前の世界から、自分の未来を見る。困難な人生だとわかっていても、生まれ出ずることを選択する。私たちが今この世で生きる意味を考えさせられますね。