お知らせ終業式〜「群れる」ということ 校長先生のお話校長先生から「群れる」ということについてお話がありました。 1学期の始業式で「凡事徹底」、当たり前のことあたりまえにしようという話をしました。1学期を振り返ってどうでしょうか。「そんなこと誰でもできる」といった小さなことの積み重ねが大事です。夏休みも、2学期も「凡事徹底」を意識してください。「当たり前のことが当たり前にできる」このことが皆さんの成長の糧になることを高倉中学校で学んでください。 今日は、「群れる」ということについて少し話をしたいと思います。 先生は通勤で、都島まで近鉄・地下鉄を利用して毎日通っています。毎朝同じ電車に、私立の小学校に通う児童が乗ってきます。最初は一人で通っていました。本を読んだりして、目的の駅で降りて行きます。小学校から大変だな、そして一人でえらい小学生だなと感心していました。ところが、最近友達ができて3人で通うようになりました。そうすると、今まで一人の時には、教科書や本を読んで静かにしていたその小学生が、友達と電車の中ではしゃいでいるのです。通勤・通学時間帯ですので、たくさんの人が乗っています。3人は、はしゃいだりふざけあったりして周りの人にぶつかるなど、すごく迷惑をかけています。一人では本を読む賢い小学生も、3人集まるとマナーの悪い周りに迷惑をかける小学生になってしまいます。 こんなことが皆さんの周りや、皆さん自身にもないでしょうか。一人ひとりはすごくまじめで良い生徒なのに、グループになると、やってはいけないことをしてしまう。そんなことがないでしょうか。以前、下校時に「高倉中学校の生徒が車道いっぱいに広がって歩いている、それに大声を発している生徒もいる。迷惑している」という苦情を地域の方から受けました。皆さんどうでしょうか。一人のときに車道の真ん中を歩きますか。一人でいるときに大声を出して歩きますか。 要するに「一人だったらこんなルール違反やマナー違反はやらなかったのではないか」ということが今までにもあったのではないでしょうか。このような、迷惑な行為をしてしまうような友達関係は、仲間と「群れている」だけ、あるいは「つるんでいる」だけで、良好な友達関係とはいえません。 「群れて」周りに迷惑をかける行儀の悪い行為ならば、注意を素直に受け入れて反省をすればそれですみます。しかし、それが煙草を吸ったり、お酒を飲んだりといった法に触れる行為になったり、他人を傷つけるようなことにエスカレートすることもあるということです。 私たちはだんだんと大人になるにつれて精神的に独立して、一人でもきちんと個性を発揮できるようになります。「群れて」よくないことをする人は、精神的に自立できていない人です。まだまだ子供のような幼稚さをもったまま成長できていない人です。 どうか「群れない」でください。また、「群れて」悪いことをする友達ならいりません。どうか、本当の友達、仲間をつくり大事にしてほしいと思います。 「一人だったらそれやりますか」ということを問いかけてください。 明日から夏休みです。交通事故、特に自転車の事故に十分注意をしてください。そして、各学年の休日前の指導を守り、有意義な夏休みにしてください。 2学期、元気な姿を見せてほしいと思います。 課題グループ「学力向上」対策講座は7月26日〜28日、8月22日〜24日です。 下校風景いよいよ明日から夏休みです! 有意義な日々にしたいですね。 1年生 学活の様子 |
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