中学校を選ぶ基準って1 〜学校選択制〜先日の「市立中の進学実績21区公表 〜学校選択の参考に〜」を受 けて、中学校に20年以上勤務した校長の私からのアドバイス。 今回は「クラブ編」 ●「 ○○中学校には、△△クラブがあるから ○○中学校に進学したい」は要注意。 どうして??やりたいクラブがあるのに・・・ と思うかもしれませんが、児童の進学時にそのクラブが必ず活動しているという保証はどこにもないんです。私立学校と違い、公立中学校のクラブ指導はあくまでもボランティア、やってもやらなくてもどちらでもかまわないからです。 以前に私が勤務していた中学校は、規模が小さかったのでクラブ活動の在り方についてもめにもめた時期がありました。 それは、 〇学校として実施クラブを規定するか、顧問の意思を尊重するか。 結局、顧問に指導しようという強い情熱がなければ、クラブ活動は実施できないとの思いから、「顧問が指導したいクラブを指導する。」という結論に達しました。多少の違いはあれどの中学校でも現状は同じです。 ということは、 顧問がいなくなれば、そのクラブがつぶれる可能性は大なんです。 公立学校の先生方の勤務年数には制限があり、新任教諭は5〜6年、その他の教諭は8〜10年で必ず転勤しなければなりませんが、そのクラブの担当顧問が異動したからといって、そのクラブを指導できる教諭が配置されるとは限らないんです。 また、逆に転任してきた顧問に強い意志があれば、今までなかったクラブの新設も不可能ではありません。 これはなかなか難しい問題。 せっかく、クラブを目的に進学したとしても、そのクラブがなくなってしまえば、大きな心のよりどころがなくなってします。 中学校の学校選択の前に、心にとどめておいてくださいね。 (学校長) いろんな命がすくすくと 〜ビオトープと水田〜5年生が植えた「豊里水田」の稲も順調に生育を続けています。 青々とした緑をたたえ、かなり大きくなりました。 ビオトープは、 初夏以降の水の濁りがなかなか取れず、昨年同様「炭」を投入しました。調達した炭は12kg、炭の浄化作用・浄化力に期待です。 (学校長) 実り豊かな果実をねらって 〜ブドウ棚に鳥対策〜ここしばらく姿を見せていなかったヒヨドリですが、 実り豊かな果実をねらって、再び襲来の気配。 今回は、スズメと鳩も便乗し・・・ これではたまらんと、 管理作業員さんがコーナンで「鳥よけグッズ」を調達、さっそく取り付けてくれました。風が吹くとくるくる回り、キラキラ光る・・・これで本当に鳥が嫌がってくれるんでしょうか? 効果のほどは不明ですが、黙って見過ごすわけにはいかないので(笑) (学校長) 猛烈な暑さ続く、引き続き熱中症に警戒が必要8月10日(水)、 夏休みもあっという間に半ば、子ども達は充実した毎日を送っている でしょうか。 強烈な暑さの毎日、この辺で一雨ほしいところですが… 天気予報は今日も文句なしの『晴れ』 ●今日の、熱中症レベルも『危険度5』Maxです。 たっぷりと水分補給、適切な室温管理で熱中症対策を行ってください。 どうぞよろしくお願いします。 (学校長) 市立中の進学実績21区公表 〜学校選択の参考に〜8月2日(火)、 林間学習から戻ってきた日の新聞に、ちょっと信じられないニュースが掲載されていました。 ●大阪市24区の9割近い21区で今夏、 各市立中学校の進学実績を公表することがわかりました。 大阪市では、 24区のうち浪速区を除いた23区で、中学校の学校選択制を導入しており、毎年8〜9月に、各校の沿革や行事を紹介する冊子「学校案内」を進学を控えた児童がいる家庭に配布しています。 今回、読売新聞が、 23区の今夏発行分の対応を調べたところ、うち17区が卒業生の進学した高校、専門学校などの名称と人数を中学校ごとのページなどに掲載することが判明しました。 つまり、以前よく週刊誌に 灘高校 ・・・ 東大○○人、早稲田○○人、慶応○○人… と掲載されていた進学者一覧です。 北、西淀川など4区は進学先のみを掲載するが人数は記さない、 一方、東淀川、西成の2区は進学実績を公表するかどうかは「未定」としており、公表する区はさらに増える可能性があると結ばれていました。 学校選択制に基づき、 居住する校区と異なる区内の別の中学校への進学を検討する児童や保護者の参考にしてもらう狙いですが、私立の高等学校ならいざ知らず、公立中学校の情報公開としては異例中の異例です。 学校間格差をさらに助長しかねないこの取り組みには賛否両論が出ていますが、保護者のみなさんはどのように感じられますか。 (学校長) |
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