道徳教育 〜仲間づくり〜 児童生徒編児童生徒には仲間作りをテーマとした実践授業が行われました。 まずは1グループ15名程度でお題ごとに並べ替えるというものでした。お題は単純なもので、誕生月や名前の頭文字で順番に並び替えるというものでした。最初はどのグループも真っすぐ列を作って並ぶのに2分ぐらい掛かっていました。しかし回数を重ねるうちにグループ内で工夫をするようになり、30秒を切るグループが出てくるほどになりました。早く並ぶには、互いに声を掛け合う事が必要であることを学びました。 次に取り組んだのは、二人組で割り箸を使って座り立ちするというものでした。お互いに黙って目を閉じて行うので、指先から感じる相手の力に合わせて動かなくてはいけません。とても単純な動作でしたが、成功した時の二人の達成感はとても大きなものでした。 このワークでは、自分だけでなく相手の気持ちをしっかり理解する事が必要であることを学びました。 最初は取り組みに対して前向きでなかった生徒も、授業の最後は兵藤先生の話を食い入るように聞いていました。 今週の講話さて、恒例の月曜講話が行われました。今週は、二週間に渡って行われた「さわやかあいさつ週間」について、副校長先生からお話しがありました。今回みんなが意識して、とても気持ち良いあいさつができましたが、これで終わりというのでなく、この良い意識を続け、みんなの当り前になって欲しいとお話しされました。 弘済小中学校分校の生徒の元気でさわやかなあいさつの声が、伝統となり続いていくといいなと思います。 己に勝つ!!第4回鉄人記録会近畿地方もいよいよ梅雨入りし、天気が心配されましたが、雨は降らずくもり空の下で決行することができました。気温もさほど高くなく、走りやすい気候でした。 先日転校してきた2名の新入生も、緊張と不安のなか、他の仲間たちが頑張る姿に背中を押され、立派に走りきることができました。 これも、弘済分校が大事にしている「集団の力」のひとつです。 自分の記録を伸ばすために一生懸命走るだけでなく、友達を応援し、 「がんばれ!」「ナイスラン!」 と口々に声をかける子どもの姿は、本当に輝いており、毎回感動して胸が熱くなります。 これからも、鉄人記録会を通して、共に成長し、喜びあえる仲間をつくっていってほしいと思います。 校外学習で摂津峡へ行きました摂津峡に到着してからは、河原でカレーを作って食べたり川遊びをしたりと、大自然を満喫しました。川の水はまだまだ冷たかったですが、子どもたちは普段見せない無邪気な表情を見せて楽しんでいました。先生方もマイナスイオンを体いっぱいに浴びて、日頃の疲れを癒していました。 阿武山学園の卒園生は、このハイキングを思い出して摂津峡に遊びに来ることもあるそうです。 夏には蛍が見られるそうなので、今から楽しみです。 道徳校内公開授業5月31日火曜日の6時間目の道徳の時間は、小学部から中学部全学年で読み物教材を使った授業を行いました。授業が無い先生方や学園の職員、寮長寮母先生など多くの方々が参観できる公開授業として行いました。1・2年生の男子が合同で授業を行った教室では、学生時代に剣道をされていて二段の腕前の先生が授業を担当されました。その先生が実際の竹刀と木刀を使い、剣道の型をやって見せて読み物教材の主人公の気持ちを想像し、理解しやすくする試みをされていました。どの生徒も興味を持って話を聞き、主人公が剣道を通じて何に気付き、何を学んだのかを考えている様子でした。 多くの先生方が参観する中での授業でしたが、どの生徒も活発に意見を発表していました。授業後は職員室で授業をされた先生が授業の振り返りを行い、参観された先生方から授業内容についての意見やアドバイスをもらうなどの協議を全員で行いました。先生達が自身の授業力のレベルアップを目指すために、これからも校内公開授業を重ねて参ります。 |