今週の講話今週は、今岡副校長先生が出張で、おられなかったので岩本教頭先生に講話をしていただきました。先週教室の窓ガラスが休憩時間に割れるということがありました。今回こういったことが起こったのは、「最近、気が緩んでいるからではないのか?」と問いかけられました。気の緩みの積み重なりがこういったことに繋がるのだよとお話しされました。 また、今週末から冬休みに入るので最後の一週間落ち着いて過ごすようにと注意されました。 一年が終わろうとしています。歩き続ける人生ですが、年末ぐらいは少し立ち止まってこの一年を振り返る時間を作れたらいいなと思います。 興味・関心を高める授業の実践<小学部 調理実習>今回のメニューは「炒飯」です。 一人一皿の炒飯を作り、投票をしてチャンピオンを決めよう!という方法で調理実習を行いました。 そのために、事前にパソコンを使って美味しい炒飯の作り方や材料を調べる時間を設けました。 子どもたちは自分が調べた調理方法を元に、学園の先生にもアドバイスをもらっていたようで、工夫を凝らして炒飯を作っていました。出来上がった炒飯はどれもとても美味しくて、1番を決めるのにとても苦労しました。 調理実習の様子を見に来て下さった先生方にも食べて頂きましたが、 「本当にどれも美味しい!!」 という声を頂き、子どもたちはとても嬉しそうにしていました。 今回の調理実習では、決められた調理方法に従って実習するのではなく、自分の力で調べ、そして工夫して実践するというところを重視して行いました。こうすることで、子どもの自主性の育成につながっていくのではないかと思います。 また自分が作ったものだけでなく、友達が作ったものを褒める姿が多く見られました。このようなことの積み重ねから、友達のいいところや頑張りを見つけたり、友達を認める力が身に付いたりするのではないかと思います。 これからも子どもの自主性を育てられる学習を行っていきたいと思います。 小学部 社会見学今回の社会見学のねらいは ・地球の大自然や動物について楽しく学び、興味を持つことができる。 ・バス、電車、見学場所などでルール・マナーを守り、行動できる 以上の2点です。 最先端の技術がたくさん体験できる施設ということで、子どもたちはとても楽しみにしていました。 今まで見たことのないぐらい大きなスクリーンに、世界中の大自然や動物の様子が映し出され、目をまるくして見ている姿が印象的でした。 ほかにも4Dシアターでは、風を感じたり雨が降ったりするなかで、実際にジャングルの中にいるような体験をすることができました。 また、極寒体験として、マイナス10度を体験することができる場所もあり、子どもたちはとても楽しそうにしていました。 この社会見学を有意義なものにするために、子どもたちから話し合いたいという声が上がり、話し合いの場を設けました。そして、「自分のことだけでなく、周りの友達のことを考えて行動しよう。」と決めて、社会見学に行きました。その甲斐もあり、みんなで仲良く思いやりを大切にして楽しい社会見学を実施することができました。 「アサーション」に関する校内教員研修を実施しました研修会は、講師に大阪大学准教授の野坂祐子先生をお迎えして行いました。野坂先生は、阿武山学園のグループワークを担当されていますので、本校児童・生徒の特性を理解した上でお話していただいたのでとても理解しやすい内容でした。野坂先生いわく、言いなりであっても攻撃的な言い方であっても、自分の意見はしっかりと相手には伝わらないということでした。そういったことからも、「アサーション」を取り入れることは自分にとってプラスになることだとおっしゃられていました。 私たち教員は仕事柄どうしてもこどもたちに上からものを言いがちですが、言葉をしっかり伝えるためには「アサーション」が必要なのかもしれません。児童・生徒に「アサーション」を教えると同時に、私たちも身に付けなくてはいけないと思いました。 〜つながる力向上プログラムパート6〜今回も前回に引き続き、女子全員、年下男子、三年男子はクラスごと、に分かれて行いました。 三年男子は、前回描いた「偏愛マップ」を使いレッスンを行いました。内容は、二人組で一分間、楽しくお話しをしようというものでした。中々上手く会話が進まず、各個人のコミュニケーション能力について課題が、浮き彫りになりました。 年下男子は、体を動かすレッスンを行いました。「何人かの集団になり、全体をみて息を合わせてジャンプをする」というものでした。これもまた息が合わず各クラス、各個人の課題を再発見した授業でした。 女子は、「名刺を使い、割り箸を折る」というレッスンを行いました。女子全員が高い集中力を発揮した良い授業でした。普通、同じレッスンを行っても、割り箸を折ることのできない人がほとんどのようですが、ほぼ全員の女子生徒は折ることができるようになりました。 回を重ねるごとに、子どもたちの反応に変化が見られます。もちろん兵藤先生の授業だけでは、全ては変化しません。しかし、この授業を通して少しでも自分自身と向き合い、将来へ活かしてほしいと思います。 |
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