7月のせいかつもくひょうは 「ものを たいせつにしよう」です

南港プラザ池の子たち

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 新学期が始まり、もう一週間が経ちました。生徒たちも真っ黒に日焼けし、わずか一か月の間にずいぶんたくましくなったように思います。この一週間は我々教員の授業研究週間と位置付けて外部から指導員も招いて授業力向上を図る期間でもありました。その中で外部の指導員の方々が皆さん「校内、いい雰囲気ですね。生徒がいい表情をして元気よく挨拶をしてくれている。南港の環境はすごくいいですね。」とおっしゃってくれました。
 校長の私としては何にもましてうれしい言葉でした。その中でもう一つ話題になったことを紹介します。上の写真、魚が写っています。この魚はなんという魚か知っているでしょうか?実はヌマムツと言って、南港ポートタウン西駅と東駅の間にあるプラザ池からすくってきた魚です。毎年10月の末、プラザ池の清掃をするということで水を抜き、池の底をブラシで磨くのです。その度に大きな鯉やカメは保護されて清掃後に返されるのですが、メダカやこのヌマムツといった小魚は大量に干からびて死んでしまうのです。着任した1年目にそれを目の当たりにしていましたので、昨年は管理作業員さんと一緒に少しでも多く助けてやろうということで網とバケツを持ってすくいに行きました。しかし清掃を委託されている業者の皆さん以外は池に入れないということでこっそり池の周りの網の届く範囲ですくってきたものです。約100匹ぐらいすくってきたでしょうか。そのあと本校の水槽で飼っていたのですが1年間でずいぶん大きく成長しました。今では私が水槽に近づくたびにエサを求めて集まってきます。それを見ているともう一度池にかえすのがかわいそうでそのまま南港南中学校の住人になってしまいました。あのプラザ池は住民の皆さん(特にお年寄り)の方々も憩いの地にしています。きれいにするのはいいけれどそこに住む小魚などをほぼ全滅にしてしまうというのはいかがなものでしょうか。ドブ貝等を放流し、自然の力で水を浄化してきれいに保ち、人にとっても魚や水鳥、トンボなどの昆虫にとってもいい環境をつくる試みはなぜできないのでしょうか。自然の美しさと絵の中の風景の美しさはまた違うと思うのです。外部の方が「南港はいい環境ですね。自然・緑がたくさんあって、静かでとても大阪市内とは思えないいい街ですね。」と言ってくれる、この街の魅力を誰よりも生徒皆さんには理解してもらいたいし、忘れてほしくありません。なにより街をもっともっと好きになってほしいと思います。

2学期が始まりました

8月25日から、2学期が始まりました。
みんな元気な姿で登校しました。
部活動や地域の活動や、家族との時間を過ごしたりと充実した夏休みを過ごせたようです。

しかし、ちょっと不安な顔をして登校した生徒も。
「夏休みの宿題が・・・・。」
これはいけませんね。
夏休みの宿題は、1学期の復讐を兼ねているものがほとんどです。
毎日少しずつでも、計画を立ててやっていくことで、
自分の血となり骨となるのです。
まだ終わっていないという人は、早く仕上げて提出しましょう。

2学期も行事や取組が数多くあります。
一つ一つを一生懸命取り組み、楽しんでください。

帰省にて思う

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 毎日暑い日が続きますが、体調を崩してはいませんか?くれぐれも健康には気をつけて下さいね。
私もお盆休みをいただき、1週間ほどゆっくりと田舎にお墓参りに帰ってきました。田舎は瀬戸内海の島で本島といいます。ちょうど瀬戸大橋の横にあります。もちろんコンビニもなければスーパーなんてとんでもない、お店というものが皆無に等しい島です。両親がその島の出身で私は小学生のころは毎年一か月間をそこで過ごしていました。そこで毎日虫取りや魚釣りをして過ごしていたのが今の自分のベースになっているように思います。 毎年恒例なんですが、毎晩家の前の防波堤で夜釣りをしてきました。上の写真はその釣果ですが、全体に小物ばかりです。ただ、のんびりと夕涼みしながら浮子を見ていると何とも言えず気持ちが落ち着きます。
 今年は息子が「魚釣りを覚えたい。」と言い出したので、私は喜んで一通りのことを教えて「あとは経験を積むのみ」と二人で夜釣りをしたのですが、ふと十数年前に事故で他界した父と二人で夜釣りをしていた時のことを思い出し、時の流れを感じながら父の姿を思い浮かべていました。よく考えると墓参りが本来の目的で帰省していたのであって、釣りはおまけでした。ただ、お墓参りをしながら周りを見たときあちらこちらで花を添えて線香を立てている人を見ていると、自分の目の前にあるこのお墓の下に眠るおじいさんやおばあさん、ご先祖さんがいてくれたおかげで今の自分がこの世に存在するわけです。戦国時代や第二次世界大戦などを必死で生き抜いてくれたおかげです。そう思うと自分も命、家族を大切にし、次の時代にきっちりとバトンを渡すことを忘れずにいたいとあらためて思う一週間でした。皆さんも命・家族・先祖を大切にしてくださいね。  校長

校長室の隣人

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 おはようございます。今日は校長室の隣人を紹介いたします。
上の写真、なんだかわかりますか?そうですハチの巣です。ハチといってもスズメバチのような大型ではありません。人にも向かってくるようなことはありません。(私の経験上)先日ふと窓の外を見ると一匹のハチが窓際を飛んでいました。私はぼーっと見ているとさらにもう一匹が飛んできたので今度はじっとどこへ飛んでで行くのかを見ていました。すると窓際のアサガオの生い茂った中に入っていくのでよく見ると、握りこぶし大の蜂の巣があるではありませんか。昨年スズメバチの巣を二つ除去したのですが、今回は「怖いなぁ」という感情よりもむしろけなげに働く姿になぜか愛着がわいてきました。もちろん生徒が行き来するところなら除去するのですが、校長室の窓際なので刺されるとすれば私でしょう。こうして窓を閉めて、日ごとに大きくなる巣を見ているとそれをちぎって退治するのが何ともかわいそうで。とりあえず夏休みの間だけはそっとしておいてあげようと思います。そして休みなく働くその姿に感心しながら共存していこうと思います。ちなみに校長室の網戸にはセミやカマキリなどもちょくちょく遊びに来てくれるので、生物好きの私には癒しの空間でもあります。気軽にのぞいてくださいね。

さりげない優しさ

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 皆さんは気付いていますか?グランドの北側の南港公園のまわりの歩道がすごくきれいになっていることを。その歩道は7月まで雑草が生い茂って手入れがされていませんでした。ところがある朝、出勤時にその一角がとてもきれいになっているのを見ました。きっと公園局の依頼で業者の方たちがきれいにしたんだなと私は思いました。
 翌朝の出勤時その道を通ると一人のおじいちゃん(失礼)がガサゴソと何かをしていました。近くを通り過ぎる時によく見ると雑草を手で丁寧に抜いていたのです。「えっ、もしかして」と思いながら、翌日の朝にそこを通るときれいになっている範囲が広がり、その横で昨日のおじいちゃんが今日も手入れをしておられました。私は「ありがとうございます。きれいになりましたね。」と声をかけさせてもらうと、「みんなの歩道やから。これぐらいしかでけへんけどな。」と笑顔で答えてくれました。私は汗をだらだら流しながら歩道をきれいにしているその姿を見て、すごく爽やかな朝に感じられました。こういったさりげない優しさってすごく素敵に思いませんか。
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